米Compaq Computerが米国時間10月24日に2000年第3四半期の決算を発表した。純利益は5億5000万ドル,前年同期に比べ288%増となった。1株当たり利益は0.31ドル。2500万ドルの投資利益,税金を除いた1株当たり実質利益は0.30ドルとなった。売上高は112億ドルで前年同期比22%増。為替差損を考慮しなかった場合は同26%増となる。

 営業利益は7億8900万ドルで前年同期から6億6900万ドル(558%)増えた。粗利率は23.9%で前年同期に比べ0.7ポイント上昇した。営業費用は19億ドルで前年同期より1億3200万ドル(7%)減少している。

 売上高の前年同期比を地域別でみると,北米が27%増。アジア太平洋地域は41%増,日本は52%増。中国は21%増,中南米は28%増。欧州,中東,アフリカを合わせた地域は8%増だが,為替差損を含まなかった場合は21%増となる。

 Enterprise Computing部門の売上高は38億ドルで前年同期比19%増。営業利益は5億9700万ドルで前年同期より3億200万ドル増えた。なおEnterprise Computing部門には,Business Critical Servers Group (BCSG),Industry Standard Servers Group (ISSG),Storage Products Group (SPG)といった事業部門が含まれ,その売上高は全体の34%を占めている。

 Commercial Personal Computing Group (CPCG)の売上高は35億ドルで前年同期比28%増。Consumer Groupの売上高は21億ドルで同45%増。Global Services部門の売上高は17億ドルで同2%減。Customer Service部門の売上高は11億ドルで前年同期に比べ若干の増加にとどまった。Professional Services部門の売上高は6億6300万ドルで同6%減。

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