米Compaq Computerは米国時間10月20日に,まもなく発表予定の四半期決算報告に関して,「チャネル在庫の状況には問題ない」などとする声明を発表した。

 パソコンやパソコン部品の需要低迷から,同社のチャネル在庫について懸念を抱く業界に向けたものである。

 「我々のチャネル在庫は“適正”なレベルである。我々は予定通り10月24日の株式市場終了後に2000年第3四半期の決算を発表する」(Compaq社CFOのJesse J. Greene, Jr.氏)。

 なお米Apple Computerが米国時間10月18日に決算発表を行い,企業市場の鈍化,教育市場の売り上げ伸び悩みなどを理由に,売り上げと利益が予想を下回ったと発表した。これに対処するためApple社では過剰となったチャネル在庫の削減計画を実施することも明らかにしており,このことからも業界ではCompaq社の業績に対する懸念が広がっていた。

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