米Microsoftは米国時間9月26日に,「Enterprise 2000 Launch」と題する企業向け製品/サービスの市場投入に関するイベントを開催し,Windows 2000 Datacenterをはじめとする各種製品のリリース,サービス,業界パートナーシップについて発表を行った。

 この日,Microsoft社が発表を行った,製品,サービス,提携などの概要は以下の通り。

 ・Windows 2000 Datacenterのリリース。以下の企業のシステムでWindows 2000 Datacenterが利用可能になったという。Amdahl,Bull,Compaq Computer,Dell Computer,富士通,Fujitsu-Siemens,HP(Hewlett-Packard),日立製作所,IBM,ICL,Unisys,Stratus Computer。

 ・サーバ製品系列「.NET Enterprise Server」の八つの製品をリリース。これには以下の製品がある。「Application Center 2000」「BizTalk Server 2000」「Commerce Server 2000」「Exchange 2000 Server」「Host Integration Server 2000」「Internet Security and Acceleration Server 2000」「SQL Server 2000」「Mobile Information 2001 Server(USニュース・フラッシュの別掲記事参照)」。

 ・米Ford Motorなど合計100社以上の企業がMicrosoft製品の採用を決定した。

 ・HP社が32個のプロセサを搭載した,Datacenter Serverのシステムをリリース。

 ・Datacenterのベンダ・プログラム「Datacenter Infrastructure Vendor」を発表。米EMCが同プログラム初の公認ベンダとなった。

 ・Compaq Computer社と共同で行う,企業向けのXMLインタグレーション・サービス/ソリューションの開発/普及に向けた取り組み「Integration2000」を発表。BizTalk Server 2000をベースとする。

 ・米Commerce Oneとの提携強化。Commerce One社のマーケット・プレースのインフラを「.NET Platform」向けに最適化し,.NET Enterprise Server製品系列で稼働させる。

・「Supplier Advantage」。Dell Computer社と協力して行うプログラム。サプライヤ向けに企業間(business-to-business)マーケット・プレース環境を提供する。

 Windows 2000に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Windows 2000」サイトで詳しくお読みいただけます。

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