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「SE川柳」大公開!

2005/04/01

 いやあ,感激しました。IT Proの読者はやっぱりすごい。

 先日,筆者は当欄で「SE川柳」なるものの新企画を提案した。サラリーマン川柳の向こうを張って,SEならではの川柳を募り,全国コンクールのようなものができないか,という提案である(関連記事)。

 その際,この企画についてのご意見をお寄せ願うとともに,試しに作品を募ってみた。正直に告白すると,「ふざけるな」といったおしかりばかりで作品は全然来ないかも,と内心ドキドキだった。ところが,来るわ来るわ。「面白い企画だ,がんばれ」との励ましの声も。皆さま,本当にありがとうございます。

 さて,これまでに記事のフィードバック欄や電子メールで集まった作品は,合計151句にのぼる(ご自分のブログに書かれたというのは除く)。作品のなかには五七五形式ではないものも一部含まれているが,前回お約束した通りすべて公開する。ただし,スペースの都合のため,以下では筆者が独断で選んだ15作品を紹介する。

 今後,正式なコンクールとして立ち上げることになったら,そのときはちゃんとした「選者」を起用しようと思っている。また,サラ川と同様にしゃれた「雅号」を作品に付けてもらおうと考えている。今回は特に作者の名前を必須としなかったので,作品はすべて「詠み人知らず」とさせていただく。どうかご容赦ください。

 さっそく行きます。最初は障害系のトラブルをうたったものから。

こわれてる 騒ぐあなたが こわしてる

 笑えます。あるよなあ,こういうの。ヘルプデスクとかサポートの方々の苦労がしのばれます。

障害票 三枚目からは そっと出し

 「居候 三杯目には そっと出し」のパロディですね。出しにくさは,もっと深刻か。

徹夜明け 障害去って また障害

 泣きたい気持ち,分かります。我々の場合は「徹夜明け 締め切り去って また締め切り」。

金曜日 他人の尻拭く 夜なべかな

 これは障害とは限りませんが,トラブルの後始末という感じが出ていて身につまされました。

障害は 起きて当然 無ければ不安

 いいのか悪いのか別にして,そこまでの境地に達するのもすごい。

障害出て盆に帰れず

 川柳の形式ではないが,思わず笑ったのがこれ。もちろん「覆水盆にかえらず」のパロディですね。客先で障害が発生したために,お盆に帰省できなかったと。皆さん,経験おありでしょうか。

 次に,作品で大変に多かったのが要件定義や仕様変更についてうたったもの。

ユーザーよ 言った要件 忘れるな

仕様とは 朝と夜とで 違うもの

アジャイルか 要求仕様も アジャイルか

必要だ 言うのに限って 使わない

 皆さん,実感こもりすぎ。この時とばかり,憂さを晴らしてます。これぞSE川柳?

 あとは保守や運用,テストなど,いろいろです。

立つ鳥の ケー番のみが 保守マニュアル

 筆者は最初,「ケー番」というのが分からなかった。若手記者にきいたら「携帯電話の番号」の略とのこと。それで意味が通りました。転職が盛んな業界だけに,やめた人の携帯が保守時の頼りというわけですね。

なんじゃこりゃ! するんじゃなかった 引き継ぎを

 目に浮かびます。

ドキュメント リリースしてから 書き始め

 いわゆる泥縄。でも,ありがちなのでしょう。

データだよ マスクするのは 顔じゃない

 花粉症の季節ですが,間違えないように。テスト,しっかりやってください。

 最後に,苦笑の一句。

SEは 暇か川柳 大盛況

 暇なわけはないでしょうが,川柳をひねる気持ちのゆとりがあっていいと思います。

 さて,いかがでしたか? 皆さん上手ですねえ。これならちゃんとした全国コンクールができるかも。年に1回大がかりなのをやるか,毎月定期的に募集して年間大賞を決めるか。いろいろ考えてます。またご意見やご感想をお寄せください。もちろん,作品を送ってくださって結構ですよ。こういうの大好きですから。

 それから,IT Proでは,川柳だけでなく「記事」を皆さんから募集してみようか,なんて話し合っています。これについても「自分もこんな記事を書きたい」「こんなスタイルでやってみてはどうか」などご意見をいただければ幸いです。

 電子メール(iteditor@nikkeibp.co.jp)でお送りください(メールの場合は,表題に「SE川柳係あて」とお書きください)。では,ごきげんよう(SE川柳の募集は終了させていただきました。多数のご応募,ありがとうございました)。

(杉山 裕幸=日経システム構築)

全作品は次ページで閲覧できます。

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