ニフティは6月19日,不正侵入やウイルスを防ぐ「@nifty BBセキュリティ」の正式サービスを7月1日に開始することを発表した。対象は,ブロードバンド接続(ADSLや光ファイバ)を利用する@nifty会員。6月2日から無償の試験サービスとして提供していた同サービスを,有償の正式サービスとして提供する(関連記事)。料金は月額600円。

 「@nifty BBセキュリティ」は,ユーザーのパソコンとインターネットとの間でやり取りされるHTTP/SMTP/POPのトラフィックを同社のセキュリティ・センターでチェックし,不正アクセスやウイルスの侵入を防ぐサービス。サービス内容は,試験サービスと基本的に同じである。

 ただし試験サービスでは,モバイル環境などから@niftyのメール・ボックスにアクセスした場合には,トラフィックがセキュリティ・センターを経由しないので,メールにウイルスが含まれるかどうかをチェックできないという問題があった。

 この問題を解消するために,正式サービスでは「@nifty BBセキュリティ」のユーザーには,「ウイルスバスター for @nifty Mail」を無償で提供する。「ウイルスバスター for @nifty Mail」とは,同社が以前から提供するウイルス・チェック・サービスである。このサービスでは,@niftyのメール・サーバー上で,ユーザーが送受信するメールにウイルスが含まれていないかどうかをチェックする。

◎参考資料
@nifty BBセキュリティ
ブロードバンドセキュリティサービス「@niftyBBセキュリティ」の提供を開始

(勝村 幸博=IT Pro)