誤解を防ぎ、円滑なコミュニケーションをとるためにも、メールは丁寧に書くことが大切である一方、その丁寧さがアダになることもあると知り、驚く直井研究員。丁寧に聞くとうまくいかない!?求められる「当たりをつける力」。平野所長直伝、質問をせずに段取りよく進める方法とは?

直井研究員(以下、直井):所長!前回のメールの問題も大好評でした。「直井研究員が所長になるのを楽しみに待っています!」という励ましのメッセージがたくさん届きました!100通くらいかな~。

平野所長(以下、平野):所長の座はそう簡単には譲らないぞ。さすがに100通はないだろうが、もしも同じ人から100通なら迷惑メールだな。

直井:受け取った人が迷惑だと思った瞬間に、どんなメールでも迷惑メールになり得ます。でも、今回のメールは迷惑じゃないから普通のメールです。

平野:なるほど。確かにそうだね。迷惑メールは相手が迷惑だと感じるかどうかだ。それにしても、あのような設問は考えなくてはいけないから、自分の理解レベルに気付けるね。今回も設問を出すのかい?

直井:今回は別のテーマにしようと思います。ところで所長。いつになったら私は所長になれるんですか?研究所の支店を出して、支店長でもいいので、もっと私を偉くしてください!

平野:今のレベルだと、まだ所長の職を任せるわけにはいかないな。メールについて学ぶことがなくなるまではダメだね。

直井:メールって一生学び続けるものですよ。学ぶことがなくなる日なんてきません。所長だって今でも「お客さまのメールが勉強になる」って言っているじゃないですか。

平野:確かにそうだね。これは一本とられた……。今のメールスキルが100点だと思わないで、改善できるところはないかと考えるべきだ。私も常に「何かできないか」「もっとメールがうまくならないか」を考え続けているよ。

直井:最近、所長はどんな学びがありましたか?

平野:ちょうどこの前、学んだことがあったから、今回はそのテーマで話をしよう。

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