すべてのモノがインターネットにつながる「IoT(Internet of Things)」。最近、この言葉を聞かない日はないほどだ。実際、さまざまな企業がIoTをうたった「モノ」や「サービス」を発表している。おそらく、IoTに直接関係がないエンジニアでも、興味を持っている人は多いことだろう。

 筆者自身は、Webエンジニアだ。長年、Webブラウザー上で動作するWebアプリケーションの開発や、HTML5をはじめとしたWeb技術の標準化を追いかけてきた。だが最近は、別のネタにハマっている。それは、モノ同士の連携─、いわゆるIoTの分野だ。Webエンジニアにとっても十分面白く、一般的な企業システムにかかわるITエンジニアにとっても楽しめるものである。

 すでに一部のWebエンジニアは、PC やスマートフォンから、別のデバイスをコントロールしたり、外部のセンサーの情報を取得したりする取り組みを始めている。やはり実際にモノが動いたり、モノとモノが連携する様子は、エンジニア魂に火を付ける。

 本コラムでは、最近話題になっているセンサーやデバイスを取り上げ、物理的なモノとの連携を中心に紹介する。その手法はいろいろあるが、Webエンジニアである筆者としては、モノとの連携にJavaScriptを使いたい。このコラムで紹介するモノは、すべてJavaScriptを使って試すつもりである。この体験を本コラムで共有し、みなさんにもモノ同士が連携するとはどういうことかを実感していただきたい。

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