クラウド、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)――。話題の情報技術をITイノベーターはどの程度取り入れているのだろうか。

 70.7%がクラウドサービスを活用し、50.3%は既に成果を上げている。テレワークやフリーアドレスなどのワークスタイル変革も、一部での取り組みも含めると74.5%が実施し、41.4%が成果を得ている。

Q5●システム強化・改善策として、外部のソフトウエアをネット経由で利用できるクラウドサービスを積極的に活用していますか
Q5●システム強化・改善策として、外部のソフトウエアをネット経由で利用できるクラウドサービスを積極的に活用していますか
クラウドは7割が導入済み、半数が既に成果
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Q6●従業員が働きやすく、かつ生産性を高めるためにテレワークやモバイルワーク、フリーアドレスなど時間や場所の制約を取り払った新しい働き方に取り組んでいますか
Q6●従業員が働きやすく、かつ生産性を高めるためにテレワークやモバイルワーク、フリーアドレスなど時間や場所の制約を取り払った新しい働き方に取り組んでいますか
ワークスタイル変革では4割が成果の手ごたえ
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 これに対しIoTやビッグデータ活用は、取り組みが始まってはいるものの、成果を出したのは10%台にとどまる。双方とも、分析に入る前にまずデータを蓄積しなければならない。分析手法の探索も含め、長期戦で臨む必要がありそうだ。

Q7●センサーやICタグ、GPS(全地球測位システム)などのデータを活用し、生産や物流、販売などの改善・改革に取り組んでいますか
Q7●センサーやICタグ、GPS(全地球測位システム)などのデータを活用し、生産や物流、販売などの改善・改革に取り組んでいますか
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Q8●顧客サービスやマーケティングの強化、業務効率の向上などを目的に、これまで収集・分析してこなかった社内外にあるデータの活用に熱心に取り組んでいますか
Q8●顧客サービスやマーケティングの強化、業務効率の向上などを目的に、これまで収集・分析してこなかった社内外にあるデータの活用に熱心に取り組んでいますか
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IoTとビッグデータ、活用進むが成果はこれから

 AIは14.6%が導入済みで7.6%が成果を出している。幹事会員の導入率は20.5%に達し、先端技術を積極的に取り入れる姿勢が表れている。ロボットは26.7%が導入済み。製造業では42.5%に達するが、非製造業も20%が導入している。

Q9●サービス強化や効率向上を図るため、人手で行っていた判断・推測業務にAI技術を導入していますか
Q9●サービス強化や効率向上を図るため、人手で行っていた判断・推測業務にAI技術を導入していますか
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Q10●サービス強化や効率向上を図るため、ロボット(特定の作業を自動で行う装置や機械)を導入していますか
Q10●サービス強化や効率向上を図るため、ロボット(特定の作業を自動で行う装置や機械)を導入していますか
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AIは14.6%、ロボットは26.7%が導入済み

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