失敗しないデジタルマーケティング

最適なMAツールを見極める、「機能」以外の六つの着眼点

2016/05/11 若松 幸太郎=NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション

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 第1回は、マーケティングオートメーション(MA)ツールを選ぶにあたり、誰もが気になるスコアリング機能を例にして話しました。

 今回は、MAツールの機能と同様に重要な選定のポイントを話します。MAツールの選定にあたっては、この分野に詳しい会社のサポートを受けることをお勧めしますが、もし自身で選定する場合には、下記の六つの着眼点を意識して、最適なツールを選ぶのがよいでしょう。

1.SaaSの利点に目を向け、欠点を受け入れる

 MAツールの多くはSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)で提供されます。SaaSでよく言われる利点には、「費用」「導入スピード」「機能」などがあります。

 ツールを一から自社利用のために開発すると、膨大な費用と時間がかかります。それがSaaSでは、低コストで数分の1のスピードで導入が可能です。

 機能は、その製品を利用しているほかのユーザーたちの要望が反映されることで充実していきます。多くのサービスで最新の機能が数カ月に一度、アップデートという形で自動的に追加されていきます。

 かといって、自社の要件に完全に適応するツールはなかなかないものです。できればツールの利点を最大限に活かせるようにし、用意されている機能以外のカスタマイズ実装は、構築と運用に体制がないのであればしないこと前提に検討してください。

 ツール選定に当たっては、自社の要件の優先順位を考えるべきでしょう。たとえ全てがなくても、優先順位に沿って割り切ることも必要です。

2.ライセンスの料金体系と自社の投資指標

 MAに限らずSaaSは一般的に、月額の利用料を年間一括で支払うモデルが大半です。ツールの種類によって料金体系は異なりますが、MAツールは従量制の基準としてメール配信数や管理する顧客数、使える機能などによって料金が設定されるのが一般的です。

 ここで考えておくべきなのは、利用料が増えた場合。追加料金を支払うにために予算を取るにはどちらが社内を説得しやすいかという問題です。

「コミュニケーションを取る量が増えたので追加予算が必要です」
「マーケティングがみる顧客が増えたので追加予算が必要です」

 MAツールが社内に根付き実施する業務が増えると、従量課金のMAツールは利用料が上がる場合がほとんどです。その時、どの伸長性のポイントを会社は判断を下し、予算をつけるのでしょうか。

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