失敗しないデジタルマーケティング

なぜ部門間連携が難しい?全社的データ統合を阻む壁とは

2017/01/18 若松 幸太郎=NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション

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 マスマーケティングが主流の時代、マーケティング部門は広告代理店と連携し広告施策を展開していたため、情報システム部門との連携はほぼ必要がありませんでした。しかしインターネット広告や自社のWebサイトをマーケティング部門が管轄するようになったことで、情報システム部門と連携する機会が増え始めています。

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 自社のWebサイトを立ち上げるためには、情報システム部にサーバーを用意してもらう必要がありました。CMS(Content Management System)などがまだ存在しない時代は、ページの更新作業を情報システム部門へ、都度依頼しなくてはなりませんでした。今までは互いに連携が必要なかった部門が、連携して業務をすることで、いろいろなところに部門間衝突が発生していったのです。

 例えば、マーケティング部門がメールマガジンを顧客に向けて配信したいと思っても、顧客データベースを管理している情報システム部門を依頼せずにして施策を進めることは不可能でした。結果としてマーケティング部門は、なるべく他部門との連携をしなくて済むように、キャンペーンサイトなどは広告代理店側に用意させて運用するといった事態が横行したのです(そのため現在でも、部門ごとに顧客リストを別々に持っているという現象が多くの企業で発生しています)。

 消費者の行動は日々変化し、競合企業も細かなマーケティング活動を実践しているため、自社でも日々のチューニングが必要になります。さらにキャンペーンなどの一過性のものではなく、定常的に高度なマーケティング施策が必要になっています。

 そして広告代理店やWeb製作会社への依存に限界が見え始めたときに、今まで情報システム部門の介入が必要だった大規模な開発を伴うマーケティングツールをSaaS(Software as a Service)として提供する事業者が現れました。マーケティング部門はこれら事業者からサービスの提供を受けることで、スピーディーかつ高度な仕組みを手に入れられるようになりました。こうしてこの数年、マーケティング部門の単独判断で、これらサービス導入が加速してきたのです。

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