電気・機械・土木など、さまざまな分野で計900万点の業務用商品を扱うMonotaRO。訪問者が購入したい商品に的確にたどり着けるよう、検索性能の向上に磨きをかける。カタログ送付の効率化や、A/Bテストを駆使したサイトの改良にも取り組んでいる。

MonotaRO(モノタロウ)が運営する工具通販サイト「モノタロウ」。「現場を支えるネットストア」という触れ込み通り、ねじ1本から業務用冷蔵庫までさまざまな分野の現場で使われる商品を販売しており、2015年12月期の売上高は576億円。商品点数は900万点に上る。

MonotaRO(モノタロウ)のウェブサイト
MonotaRO(モノタロウ)のウェブサイト

 そんな同社が重点的に取り組んでいるのが、検索機能の強化だ。そもそも検索エンジン自体、米グーグルなどのシステムではなく、オープンソースの検索エンジン「Apache Solr」を導入して自社で改良を重ねている。「取り扱い商品の点数が増えると類似の商品が増え、そのままでは来訪者が目当ての商品にたどり着かないおそれがある。『ズバリこれが欲しかった』という検索結果を出せるよう、検索精度の改善に日々取り組んでいる」(執行役 マーケティング部門長の橋原正明氏)。

執行役マーケティング部門長の橋原正明氏
執行役マーケティング部門長の橋原正明氏
[画像のクリックで拡大表示]

 精度向上の詳細については明らかにしていないが、例えば検索結果の「おすすめ順」の並び替え方や、結果の絞り込み方などに独自の工夫があるという。実際にモノタロウのトップページで検索してみると、そうした工夫の跡が垣間見える。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。