コンテンツマーケティングを進めようとするマーケターが直面する課題で、2番目に多く挙げられていたのが、 「効果的なコンテンツマーケティング戦略の欠如」でした(第5回)。戦略の欠如とはどういう状況を指すのでしょうか。それはたとえば、「読者を集めるだけ集めて、その後どうするのか決まっていない。効果測定の基準もない」などが典型的な例です。コンテンツ戦略の欠如で陥りがちな失敗パターンを防ぐ方法を紹介します。

ゴールや目標値が設定されていない

 コンテンツマーケティングの課題としてあげられる、コンテンツ戦略の欠如。まずは、コンテンツに対するゴールや目標値が設定されていないことが問題といえます。

 ブログやオウンドメディアを始めても、アクセス数を狙うのか、ソーシャルメディアでの拡散を狙うのか、目標を定めないと意味がありません。

コンテンツに対する目標を定めよう

 まずは、ゴールとそれに合った目標値を設定しましょう。アクセス数はあるのにソーシャルメディアでの拡散や反応がないなら、読者の中のソーシャルメディアのアクティブなユーザー率は低いと考えられるので、別の指標が必要です。また、ソーシャルメディアは自社の業態に合わないということもあるでしょう。

 あるいは、既存顧客から何も反応やコメントがない場合は、納得してもらえるコンテンツを出せていないのかもしれません。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。