コンテンツマーケティングを支援するために、様々なマーケティングシステムやツールが開発、利用されています。ここでは代表的なツールとその機能を紹介します。

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代表的なシステム、CRMとSFA

 営業部門やマーケティング部門がマーケティングに利用するシステムとして以前から知られているのは、CRM(Customer Relationship Management)とSFA(Sales Force Automation)でしょう。

 それぞれ次のような機能を持っています。

■CRMとSFA

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 CRMは主に既存顧客を管理するシステムで、SFAはその前段階の顧客への営業を支援するシステムです。ただ、BtoBでは既存顧客に営業をかけることもあるので、CRMにSFAの機能を追加したり、SFAにCRMの機能を付加することも多くなっています。

 このほか、キャンペーン管理システム(キャンペーンの設計や、顧客の反応率を蓄積、管理)、ソーシャルマーケティングシステム(FacebookやTwitter、Google+、LinkedInなどの企業ソーシャルアカウントを管理。記事の投稿や反応、拡散効果をモニタリング)、Webログ解析ツール(自社Webサイトの訪問者数やページビュー(PV)、滞在時間、アクセス元などを分析、可視化)、Business Intelligenceツール(ビッグデータを分析)などがあり、CRMと連携して利用することもあります。

営業案件を創出するマーケティングオートメーションツール

 これらに加えて最近注目されているのがマーケティングオートメーション(MA)ツールです。マーケティングオートメーション(MA)とは見込み顧客を育成するプロセスを自動化するシステムで、その強みは2つあります。

 MAツールの強みの1つはターゲティング。メールマガジンを送り、見込み顧客の開封率や反応を見ながらニーズの成熟度を測ってターゲティングしていきます。

 もう1つはシナリオ設計と実行です。ターゲットに送るコンテンツやタイミングを設定し、自動的にコンテンツの出し分けができます。

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