2014年7月に発覚し、日本中を震撼させたベネッセによる大規模な個人情報漏洩事件。流出件数の多さもさることながら、業務委託先社員による「内部犯行」であったことが大きな話題となった。多くの企業が対策に取り組んでいるにもかかわらず、こうした内部犯行による事件は減る気配を見せない。従来の常識に基づく対策のどこかに問題があることは明白だ。既存対策の問題点を整理し、今の時代の「新常識」に合った対策を紹介しよう。