[Windows Update編2]席を外している間に再起動する怪現象 ほか
出典:日経パソコン 2015年6月22日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
(謎4)席を外している間に再起動する怪現象
いったん席を外して戻ってきたら、作業中のデータが保存されずに強制再起動されていた、なんてケースに遭遇したことはないだろうか(図1)。このようなトラブルの多くは、Windows Updateの動作に伴うものだ。
●席に戻るとパソコンが“強制”再起動中
図1 しばらく席を外した後に戻ると再起動され、Windows Updateが実行されていることがある。作業中のファイルがあっても、保存されずに破棄されてしまう
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(謎1)で解説したように、Windows Updateのインストール方法を自動更新に設定すると、背後で更新プログラムがチェック、ダウンロードされ、定められた時間(標準だと午前3時)にインストールされる。ところが、更新プログラムの中には、インストール後に再起動を要求するものがある(図2)。更新しようとしたプログラムが、別のソフトに使われていて更新できないケースがあるからだ。再起動をしないと更新プログラムが適用されないままになる。もし、セキュリティの脆弱性を修正するような更新プログラムだと、ウイルスなどの脅威にさらされる恐れが大きい。Windowsが再起動を要求するのはこのためである。
図2 Windows 7の場合、再起動が必要な更新プログラムがあると、警告画面が表示され、放置すると15分で強制再起動される。後で通知する時間を「10分」「1時間」「4時間」から選択して「後で再起動」をクリックすれば、再起動までの時間を延長できる
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