トランスコスモスの「ClickM@iler Relay」は、取引通知などの重要なメールを確実に配信するためのメール送信サーバーソフトである。既存のメール送信サーバーソフト「ClickM@iler」のオプション機能であり、メールを確実に届けるための機能群を強化する。
IPアドレスをブロックされた際に自動的にIPアドレスを切り替える機能などを備える(出所:トランスコスモス)
前提となるClickM@ilerは、顧客リストに対してマーケティングメールを一斉送信する用途に適したメール中継サーバーソフト。オンプレミス型のソフトウエアか、SaaS型のクラウドサービスのいずれかの形態で利用できる。
オプション機能のClickM@iler Relayを追加すると、送信先に対して確実にメールを送達するための機能群を強化できる。取引通知メールなど特定のメールについて、これらの機能群を適用できる。
具体的には、オプションの追加によって、以下の3つの機能を利用できるようになる。(1)メールに送信ドメイン認証技術であるDKIMの署名を付与する。(2)送信先のドメイン単位でメールの配信速度を変える。時間当たりのメール配信数でアクセスを制御しているドメインへの対策となる。(3)携帯電話会社からIPアドレスをブロックされた際に、自動的にIPアドレスを切り替える。
配信能力は、トランスコスモスのベンチマーク試験では、サーバー1台で1時間あたり120万通という。また、メール送信先の個人別に配信結果と配信内容をリアルタイムに把握する機能を備えるので、顧客からの問合せに対して円滑に対応できるとしている。
ClickM@iler Relayの概要
用途と機能 | 顧客リストに対してマーケティングメールを一斉送信する用途に適したメール中継サーバーソフト |
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特徴 | 送信先に対して確実にメールを送達するための機能群を強化していること |
送達能力を高めるための工夫 | (1)送信ドメイン認証技術であるDKIMの署名をメールに付与する (2)送信先のドメイン単位でメールの配信速度を変える。時間当たりのメール配信数でアクセスを制御しているドメインへの対策となる (3)携帯電話会社からIPアドレスをブロックされた際に、自動的にIPアドレスを切り替える |
配信能力 | サーバー1台で1時間あたり120万通(トランスコスモスのベンチマーク試験) |
価格 | 個別見積もりで、目安として300万円から。 |
発表日 | 2015年12月16日 |
出荷日 | 2015年12月16日 |
備考 | 既存のメール送信サーバーソフト「ClickM@iler」のオプション機能として提供する |