工場にRPAを導入するコンサルティングサービス

　ジェイティ エンジニアリングの「産業RPAコンサルティング」は、工場やプラントなどの産業分野にRPA（ロボットによる業務自動化）を適用するコンサルティングサービスである。コンサルティング期間は標準約6カ月で、PoC（概念検証）によって効果を検証する。

「産業RPAコンサルティング」の標準的なスケジュール

（出所：ジェイティエンジニアリング）

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　産業系システムに詳しいコンサルタントが専任で付き、個々のユーザーに適した検証を実施する。コンサルタントは、製造実行システムや生産管理システムなどの構築・運用経験があり、経営工学、IT、OT（制御技術）を融合したコンサルティングに強みを持つとしている。

　コンサルティングの内容は、以下の通り。

1. 現状調査（ユーザーの業務やシステムの内容を把握する）
2. ロボットの作成（対象業務を選定し、検証用のロボットを作る）
3. 評価（どのような効果を見込めるのかを評価する）
4. 業務改善を検討（業務改善のポイントを提案する）
5. 導入計画の立案（導入プロジェクトの計画を立案する）

　RPAソフトは、現状調査を行うなかで、対象業務に適した製品を提案する。導入計画を立案しながら、さらにいくつかの製品を比較検討して提案する。RPAソフトの教育については、コンサルティングの過程で、検証や評価のための基本的な教育を実施する。本格的に使い込むための教育は、RPAソフトのベンダーが用意している研修コースを提案する。

　背景には、製造部門においてパソコンを使った事務作業が増えている状況がある。