富士通と富士通ネットワークソリューションズの「FUJITSU生体認証 PalmSecure AuthGate(パームセキュア オースゲート)」は、オフィスや店舗への入退室の際に、手のひら静脈で本人を認証できる装置である。手をかざすだけで本人を認証できる。手のひら静脈認証装置として、富士通フロンテックの「PalmSecure Connect for Gate」を使う。富士通ネットワークソリューションズの入退室管理ソフト「Stronguard」と組み合わせて運用する。

FUJITSU生体認証 PalmSecure AuthGateの利用イメージ
FUJITSU生体認証 PalmSecure AuthGateの利用イメージ
(出所:富士通)
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 手のひら静脈認証装置であるPalmSecure Connect for Gateの特徴は、パソコンに接続しなくても単独で動作すること。Linuxコンピュータと手のひら静脈のセンサーデバイスを一体化したオールインワン型の装置で、入退室管理に必要な機能としてシリアル接続機能やNFC機能などを備えている。ビルの入り口や屋外の通用口に設置できるよう、JISが定めるIP55相当の防塵・防水性能を備えた。

 入退室管理ソフトであるStronguardと連係するためのソフトウエアも搭載した。これにより、入退室管理システムをより簡単に構築できるようにした。パソコンへのログインや複合機での印刷といった場面でも手のひら静脈認証を利用できるように、認証サーバーとの連係機能も持たせる予定という。

 手のひら静脈認証の特徴は、非接触型で利用できることから衛生的で、誰でも抵抗感なく利用できること。認証の性能は、認証までに要する時間が2秒以内(2000人登録時)、本人を拒否してしまう率が0.01%以下(リトライ1回含む)、他人を受け入れてしまう率が0.00001%以下。

FUJITSU生体認証 PalmSecure AuthGate(パームセキュア オースゲート)の概要
用途と機能オフィスや店舗への入退室の際に、手のひら静脈で本人を認証できる装置。手をかざすだけで本人を認証できる
手のひら静脈認証装置富士通フロンテックの「PalmSecure Connect for Gate」
入退室管理ソフト富士通ネットワークソリューションズの「Stronguard」と組み合わせて運用する
認証装置の特徴手のひら静脈のセンサーデバイスとLinuxコンピュータを一体化したオールインワン型の装置であり、パソコンに接続することなく単独で動作する。さらに、入退室管理に必要な機能としてシリアル接続機能やNFC機能などを備える。ビルの入り口や屋外の通用口に設置できるよう、IP55規格相当の防塵・防水性能を備える
手のひら静脈認証の
特徴
非接触型で利用できるため衛生的であり、誰でも抵抗感なく利用できる
認証性能認証までに要する時間は2秒以内(2000人登録時)
本人を拒否してしまう率は0.01%以下(リトライ1回含む)
他人を受け入れてしまう率は0.00001%以下
価格(税別)42万円から。別途必要になる入退室管理ソフト「Stronguard」は、管理対象の扉50個までで30万円
発表日2018年11月8日
提供開始日2018年11月8日