富士通の「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICS CloudProtect リアルタイム可視化サービス」は、マルウエアに感染した端末や、セキュリティパッチが当たっていない端末など、問題があるエンドポイントを検知して対処するクラウドサービスである。エンドポイントのセキュリティ状況は、米Taniumのセキュリティソフト「Tanium Endpoint Platform」を使って把握する。
エンドポイント向けセキュリティソフトのTanium Endpoint Platformと、富士通が開発したセキュリティダッシュボードを組み合わせ、SaaS型クラウドサービスとして提供する。さらに、システムの導入、運用、監視、保守までを富士通が総合的に支援する。
Tanium Endpoint Platformを使って、企業内ネットワークに接続したエンドポイントに検索をかけ、マルウエアの痕跡、セキュリティパッチの適用状況、不正な通信などを把握する。これを富士通製のダッシュボードで可視化する。ダッシュボード上では、マルウエアのプロセスを停止/削除したり、セキュリティパッチが当たっていない端末にパッチを当てたりできる。
Tanium Endpoint Platformの特徴は、数万台規模のエンドポイントを監視する仕掛けとして、P2Pネットワーク技術を採用していること。エンドポイントにインストールしたエージェントソフト同士がP2Pネットワークを構成する。このP2Pネットワークに問い合わせて、リアルタイムな監視データを入手する。
富士通は、クラウド版のリアルタイム可視化サービスに加え、ユーザーの要望に応じてTanium Endpoint Platformをオンプレミス向けにも販売する。
リアルタイム可視化サービスの概要
用途と機能 | マルウエアに感染した端末や、セキュリティパッチが当たっていない端末など、問題があるエンドポイントを検知して対処するクラウドサービス。システムの導入、運用、監視、保守までを富士通が支援する |
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使うソフト | エンドポイントのセキュリティ状況を把握する技術として、米Taniumのセキュリティソフト「Tanium Endpoint Platform」を使う |
動作と使い方 | 企業内ネットワークに接続したエンドポイントに検索をかけ、マルウエアの痕跡、セキュリティパッチの適用状況、不正な通信、などを把握し、ダッシュボードで可視化する。ダッシュボード上では、マルウエアのプロセスを停止/削除したり、セキュリティパッチが当たっていない端末にパッチを当てたりできる |
Tanium Endpoint Platformの特徴 | 数万台規模のエンドポイントを監視する仕掛けとして、P2Pネットワーク技術を採用。エンドポイントにインストールしたエージェントソフト同士がP2Pネットワークを構成する。このP2Pネットワークに問い合わせて、リアルタイムな監視データを入手する |
価格(税別) | ■クラウドサービスであるリアルタイム可視化サービスは、初期費用が50万円で、月額費用が1IDあたり580円 ■オンプレミスで動作するソフトウェアのTanium Endpoint Platformは、初期費用が個別見積もりで、年額費用が1IDあたり5800円から |
発表日 | 2018年10月31日 |
提供開始日 | 2018年10月31日 |