日立製作所の「DevOpsサービス」は、ミッションクリティカルな基幹システムに向けて、開発ツールや各種ミドルウエアで構成したDevOps環境を、クラウド型で提供するサービスである。ポータル画面から利用申請するだけで、アプリケーションごとの開発環境やビルド環境、テスト環境を生成できる。
開発の品質を安定させる機能として、開発者の役割ごとに開発プロセスの遵守を徹底できる管理ツールを利用する。また、分散型バージョン管理ツールのGitHub Enterpriseにより、アプリケーションを開発項目ごとに分岐させて開発できるとともに、これらの結合作業を自動化する。
基幹システムに必要となる堅ろうな開発管理を維持する機能として、開発したプログラムのテストを各開発者の指示に従って自動実行できるようにした。修正内容とテスト結果を確認してから修正プログラムの反映と結合を承認できる。
アプリケーションの実行環境として、物理サーバー環境や仮想サーバー環境に加えて、Dockerコンテナ環境も提供する。これにより、本番環境と同じ構成の検証環境を短期間で準備できるようになる。
Dockerコンテナは、ポータルのカタログ一覧から選択するだけで利用できる、アプリケーションの実行に必要なコンテナをグループ化し、グループごとに生成・起動・停止できるため、システムを早期に立ち上げられる。
稼働監視や維持保守を日立製作所が代行することができる。これにより、システム部門は、これまでシステム管理に費やしていた工数を、アプリケーション開発などのコア業務に集中できる。
DevOpsサービスの概要
用途と機能 | ミッションクリティカルな基幹システムに向けて、開発ツールや各種ミドルウエアで構成したDevOps環境を、クラウド型で提供するサービス。ポータル画面から利用申請するだけで、アプリケーションごとの開発環境やビルド環境、テスト環境を生成できる | ||||||||||||||||||||||||||||
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品質を 安定させる 機能 | GitHub Enterpriseにより、アプリケーションを開発項目ごとに分岐させて開発できるとともに、これらの結合作業を自動化する | ||||||||||||||||||||||||||||
堅ろうな 開発管理を 維持する 機能 | 開発したプログラムのテストを各開発者の指示に従って自動実行できる。修正内容とテスト結果を確認してから修正プログラムの反映と結合を承認できる | ||||||||||||||||||||||||||||
アプリケーションの 実行環境 | 物理サーバー環境、仮想サーバー環境、Dockerコンテナ環境。コンテナの利用によって、本番環境と同じ構成の検証環境を短期間で準備できる | ||||||||||||||||||||||||||||
DevOps サービスの メニュー |
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発表日 | 2017年9月27日 | ||||||||||||||||||||||||||||
提供開始日 | 2017年9月27日 |