WLX402の外観
WLX402の外観
(出所:ヤマハ)
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 ヤマハの「WLX402」は、無線LANアクセスポイントの最上位機種である。特徴は、最新の無線LAN規格であるIEEE 802.11ac Wave2に準拠したこと。2016年4月に出荷した下位機種「WLX202」(3万9800円)ではIEEE 802.11ac Wave1に準拠していたが、WLX402(9万9800円)では、さらに最新の規格としている。

 主なスペックは以下の通り。5GHz帯(最大1.7Gビット/秒)と2.4GHz帯(最大300Mビット/秒)を同時に使用できる。5GHz帯と2.4GHz帯でそれぞれ50台、合計100台の端末を接続できる。無線LANの最大転送速度を生かすためにLAN側ポートとしてギガビットポート(1000BASE-T)を2個備えており、2ポートを束ねるリンクアグリゲーションが可能である。

 運用に役立つ機能として、DHCPサーバー/クライアント機能、NTPクライアント機能、SNMPによる管理、Telnet/TFTP/Web設定画面による設定内容のダウンロード/アップロード、コンソールポート(RJ-45)からのコマンド設定、USBポート(設定保存用USBメモリー)、などの機能を備える。RADIUS認証サーバー機能と、デジタル証明書を発行可能な認証局(CA)機能も搭載している。

 複数台の無線LANアクセスポイントの設定を一元管理する無線LANコントローラー機能も搭載している。コントローラーとして設定したWLX402から、最大49台の無線LANアクセスポイントを設定・管理できる。さらに、無線LANコントローラーに設定したWLX402のUSBポートにUSBメモリーをさしておくことで、管理下にある無線LANアクセスポイントのログをコントローラーに集約できる。

 無線の電波を有効活用するために、反射板を標準添付している。反射板をWLX402の本体に取り付けることで、送信時はアンテナが裏面に放射した電波を前側へ反射させ、本体後ろ側への電波を有効に前側へ放射する。受信時には、アンテナが受信できなかった電波を反射板でアンテナ方向へ反射させ、受信電力を増大させる。状況に応じて指向性または無指向性の外部アンテナも利用できる。

WLX402の概要
用途と機能無線LANアクセスポイントの新製品で、ギガビット無線LAN規格「IEEE 802.11ac Wave2」に準拠したフラッグシップ製品
最大通信速度1.7Gビット/秒
スペック5GHz帯(最大1.7Gビット/秒)と2.4GHz帯(最大300Mビット/秒)を同時に使用できる。5GHz帯と2.4GHz帯でそれぞれ50台、合計100台の端末を接続できる
LAN側ポートギガビットイーサネットポート(1000BASE-T)を2個備えており、2ポートを束ねるリンクアグリゲーションが可能
主な運用機能DHCPサーバー/クライアント機能
NTPクライアント機能
SNMPによる管理
Telnet/TFTP/Web設定画面による設定内容のダウンロード/アップロード
コンソールポート(RJ-45)からのコマンド設定
USBポート(設定保存用USBメモリー)
など
認証機能RADIUS認証サーバー機能
デジタル証明書を発行可能な認証局(CA)機能
アクセスポイントの一元管理複数台の無線LANアクセスポイントの設定を一元管理する無線LANコントローラー機能を備える。コントローラーとして設定したWLX402から、最大49台の無線LANアクセスポイントを設定・管理できる
電源供給別売りの電源アダプター
別売りのPoEインジェクター
外形寸法幅232×高さ45×奥行き272ミリメートル
重さ本体が1.2キログラム
別売りの電源アダプターの重さは300グラム
設置方法平置き、壁掛け、天井設置、VESA規格スタンド取り付け
価格(税別)9万9800円
発表日2016年9月20日
出荷日2016年11月