セキュアソフトの「SecureSoft i-コンテナ」は、コンテナ技術によってインターネットアクセス環境を分離するタイプの情報漏えい対策ソフトである。製品ラインアップの1つ「SecureSoft i-コンテナクラウドサービス」は、管理サーバー機能をクラウド型で提供する。
Windows OSの上に仮想的なアプリケーション実行環境であるコンテナを作成することによって、パソコンからの情報漏えいを防止する。ローカルのWindows環境と、この上で動作するコンテナ環境を分離し、これらの間でデータのやり取りができないようにする。
運用時には、インターネットアクセスをコンテナ経由に限定し、社内LANへのアクセスをローカル環境経由に限定する。アクセス制御ルールの設定によって、コンテナから社内LANの端末にアクセスできないようにする。これにより、仮にコンテナがマルウエアに感染しても、社内LANに影響を及ぼさずに済み、コンテナを初期化するだけで元通りになる。
アクセス制御ルールの設定といった、個々のコンテナに対する運用管理は、管理サーバーソフト「SecureSoft Control Center」(SCCサーバー)から実施する。SCCサーバーの稼働形態によって、オンプレミス版とクラウド版の2通りから選択できる。
SecureSoft i-コンテナクラウドサービスの概要
用途と機能 | コンテナ技術によってインターネットアクセス環境を分離するタイプの情報漏えい対策ソフト |
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管理サーバーの稼働形態 | オンプレミスで動作する製品と、クラウドサービスとして提供する製品の2通りを用意。SecureSoft i-コンテナクラウドサービスはクラウド型で提供する |
情報漏えい対策の仕組み | Windows OSの上に仮想的なアプリケーション実行環境であるコンテナを作成することによって、パソコンからの情報漏えいを防止する。ローカルのWindows環境と、この上で動作するコンテナ環境を分離し、これらの間でデータのやり取りができないようにする |
運用時のアクセス制御 | インターネットアクセスをコンテナ経由に限定し、社内LANへのアクセスをローカル環境経由に限定する |
価格(税別) | ■個々のWindows PCにインストールするSecureSoft i-コンテナ本体は、1台当たり2万5000円 ■管理サーバー(SCCサーバー)は、オンプレミス版が150万円、クラウド版が年契約時に1台当たり月額700円 |
発表日 | 2016年8月30日 |
提供開始日 | 2016年9月12日 |