NECの「NEC Software Robot Solution」は、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトである。これまで人が手動で行ってきた業務アプリケーション操作を自動化する。RPAソフトのライセンス本体の販売に加えて、RPAソフト導入前の適用検証サービスと、導入後の支援サービスをともに提供する。
これまで自動化できずに人が時間をかけておこなっていた業務を、ソフトウエアロボットが代行する。例えば、繁忙期に通常の数倍に膨れ上がる納品伝票入力業務において、臨時で入力担当者を雇うのではなく、納品伝票をOCR(光学文字読み取り)スキャナでデータ化し、これをロボットに自動でデータ入力させる。
データの収集/加工/集計といった、パソコンやサーバー上で自動化させたい作業にともなうマウスやキーボードの操作を、画面上で登録・実行することで、これを記録し、業務を自動化できる。画面上で行うアプリケーションやシステムの操作を簡単に登録できるので、既存の作業プロセスやシステムを大きく変更することなく導入できる。
NECグループ内で発注管理や工数管理などの業務に適用した結果、年間で約7割の工数を削減できたという。これらNECグループ内で培った知見をもとに、RPAを適用する業務の選定や、適用後の業務成果イメージ、ソフトウエアロボットの開発など、導入前における適用検証サービスを3プラン(RPAお手軽プラン/RPA標準プラン/RPAお任せプラン)提供する。
RPA導入後の保守サービスとして、24時間365日対応可能なメニューも用意した。また、ユーザーが作成したソフトウエアロボットに対する技術的な問い合わせに対応する開発支援サービスや、企業内でより多くの担当者がソフトウエアロボットの実装方法を学習できる教育サービスも提供する。
用途と機能 | RPA(ロボットによる業務自動化)ソフト。これまで人が手動で行ってきた業務アプリケーション操作を自動化する |
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特徴 | RPAソフトのライセンス本体の販売に加えて、RPAソフト導入前の適用検証サービスと、導入後の支援サービスをともに提供する |
ソフトウエア ロボットの 作成方法 | パソコンやサーバー上で自動化させたい作業にともなうマウスやキーボードの操作を、画面上で登録・実行することで、これを記録し、業務を自動化できる |
RPAの 主な適用例 | 繁忙期に通常の数倍に膨れ上がる納品伝票入力業務において、臨時で入力担当者を雇うのではなく、納品伝票をOCR(光学文字読み取り)スキャナでデータ化し、これをロボットに自動でデータ入力させる |
価格(税別) | ■ソフトウエア本体(NEC Software Robot Solution)は、1台あたり288万円(1年間保守料込み)など ■ソリューション導入前の適用検証サービス(1カ月のライセンス込み)は、1業務をRPA化する「RPAお手軽プラン」が80万円など ■開発支援サービスは1年契約で100万円、1カ月契約で10万円など ■教育サービス(基礎研修)は3時間研修5人までで13万円、教育サービス(総合研修)は2日間5人までで45万円 |
発表日 | 2017年7月18日 |
提供開始日 | 2017年7月18日 |