グル―ジェントの「Gluegent Gate」は、クラウド型で提供するSSO(シングルサインオン)/アクセス制御サービスである。SSOの仕組みはSAML連携型であり、SAMLに対応したWebアプリケーションへのログイン認証とアクセス制御を引き受ける。
現行版では、Google AppsやOffice 365を利用する際のアカウント管理を簡素化している。具体的には、トランスウエアのクラウド型メールアーカイブサービス「Active! vault SS」のユーザーアカウント情報を、Active! vault SSのAPIを介してGluegent Gate側に取り込めるようになった。
Google AppsやOffice 365のユーザーは、アーカイブシステムとGluegent Gateでアカウント情報を二重に管理しなくて済むようになった。Gluegent Gateが提供するSSO機能とアクセス制御機能を経由して、アーカイブシステムのActive! vault SSにログインできる。
メールアーカイブのActive! vault SSは、Google Apps関連サービスの一つとしてグルージェントも販売している。グルージェントによれば、Active! vault SSとGluegent Gateの両者を組み合わせて使うユーザーが多い。しかし、従来は、この両者を組み合わせて使うためには、それぞれのソフトで別個にアカウント情報を管理する必要があった。
Gluegent Gateの概要
用途と機能 | SSO(シングルサインオン)のゲートウエイ機能 |
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提供形態 | SaaS型クラウドサービス |
SSOの仕組み | SAML連携型 |
現行版の特徴 | Google Apps/Office 365使用時のアカウント管理を簡素化し、メールアーカイブ併用時にアカウント情報を二重に管理しなくて済むようにした |
アカウント情報を取得できるメールアーカイブソフト | トランスウエアのクラウド型メールアーカイブサービス「Active! vault SS」 |
価格(税別) | ■Google Appsユーザー:1ユーザー当たり月額100円から ■Office 365ユーザー:1ユーザー当たり月額150円から |
発表日 | 2015年7月1日 |
提供開始日 | 2015年8月 |