レノボ・エンタープライズ・ソリューションズの「ThinkSystem SR950」は、SAP HANA環境の構築に適した、PCサーバー機のハイエンドモデルである。NVDIMM(DIMM型の不揮発性メモリー)の1つである「Optane DCパーシステント・メモリー」を搭載できる。
4Uラックマウントサイズのきょう体に、CPUとして2~8基の「第2世代Xeonスケーラブル・プロセッサー」を搭載する。最大メモリー容量は、24Tバイト(96スロット、256GバイトDIMM使用時)。内蔵ストレージベイは2.5型×24個で、NVMe接続のSSDを12個まで搭載できる。
特徴の1つは、NVDIMM(DIMM型の不揮発性メモリー)であるOptane DCパーシステント・メモリーを搭載できること。電源を切っても内容を保持できる不揮発性メモリーでありながら、メインメモリーとして一般的に使われるDRAMと同様にメモリーチャネルとDIMMソケットを介してアクセスする。
NVDIMMは、DRAMよりも容量単価が安い一方で、他の不揮発性メモリーよりも高速にアクセスできる。また、現状のDRAMよりも大容量のメモリー空間を利用できる。メモリー空間を広げやすい特徴から、SAP HANAのようなインメモリーデータベースと相性がよい。
SAP HANA環境でのシミュレーションでは、NVDIMMの採用によって、機能停止からのリカバリ時間を12.5倍に高速化(50分から4分に短縮)できたとしている。
ThinkSystem SR950の概要
用途と機能 | SAP HANA環境の構築に適した、PCサーバー機のハイエンドモデル |
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特徴 | NVDIMM(DIMM型の不揮発性メモリー)の1つである「Optane DCパーシステント・メモリー」を搭載できる |
NVDIMMの 検証 | SAP HANA環境でのシミュレーションでは、NVDIMMの採用によって、機能停止からのリカバリ時間を12.5倍に高速化(50分から4分に短縮)できたとしている |
大きさ | 4Uラックマウント大 |
CPU | 2~8基の「第2世代Xeonスケーラブル・プロセッサー」を搭載 |
最大メモリー 容量 | 24Tバイト(96スロット、256GバイトDIMM使用時) |
内蔵ストレージ ベイ | 2.5型×24個。NVMe接続のSSDを12個まで搭載できる |
価格(税別) | 258万円から |
発表日 | 2019年5月28日 |
提供開始日 | 2019年5月28日 |