アラクサラネットワークスの「AX2530S-16P4X」は、高解像度の監視カメラや無線LAN基地局などを収容する用途に向いた16ポートのレイヤー2スイッチ機器である。上流接続用に10Gビットイーサネット(10GBASE-R)を4ポート備えており、地域で区分したマルチリング構成のネットワークを構築できる。インフラ用途で長期間使うことを想定し、最大で10年の延長保守サービスを提供する。
端末を収容するネットワークポートは、電源を供給できるPoE(Power over Ethernet)ポートで、監視カメラなどのPoE端末を収容できる。きょう体はハーフラックサイズ(高さ1Uのラックマウント領域に2台のスイッチを横に並べて搭載)で、ポート数は、PoE最大16ポートもしくはPoE+最大8ポート。
同製品を投入した背景には、監視カメラの高解像度化が進んでいることがある。広帯域の映像データを、管理区域ごとに効率よく監視センターに転送する需要が高まっている。また、無線LANにおいても、基地局を収容するネットワークをトラフィック分散などのために地域ごとに分けて構成する需要が高まっている。
セキュリティ機能も備える。外部のセキュリティ製品と連携して、異常を検出した端末をネットワークから切り離す運用ができる。有償オプションを使うと、正常時のネットワーク上のやり取りを学習してホワイトリストを作成し、リストにない通信をブロックする運用も可能になる。
AX2530S-16P4Xの概要
用途と機能 | 高解像度の監視カメラや無線LAN基地局などを収容する用途に向いたレイヤー2スイッチ機器 |
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アップリンク | 10Gビットイーサネット(10GBASE-R)×4ポート。地域で区分したマルチリング構成のネットワークを構築できる |
サポート期間 | 長期間使うことを想定し、最大で10年の延長保守サービスを提供 |
セキュリティ 機能 | 外部のセキュリティ製品と連携して、異常を検出した端末をネットワークから切り離す運用ができる。有償オプションを使うと、正常時のネットワーク上のやり取りを学習してホワイトリストを作成し、リストにない通信をブロックする運用も可能 |
インタフェース | 10/100/1000BASE-T×16ポート 10GBASE-R×4ポート |
PoEポート | PoE(最大16ポート)またはPoE+(最大8ポート) |
スイッチング 容量 | 112Gビット/秒 |
最大消費電力 | 365ワット |
最大PoE供給 電力 | 246.4ワット(15.4ワット:最大16ポート、30ワット:最大8ポート) |
動作温度/湿度 | 摂氏0~50度/10~90%(非結露) |
外形寸法 | ハーフラック大(幅210×奥行き297×高さ43ミリメートル) |
重さ(本体) | 2.4キログラム |
価格(税別) | 76万円から |
発表日 | 2019年5月24日 |
提供開始日 | 2019年度第2四半期 |