リコーの「RICOH Unified Communication System 360 VR Live」(RICOH UCS 360 VR Live)は、360度を見渡した映像を使って現場の状況をリモートで共有できる、クラウド型のコミュニケーションサービスである。
360度の映像を撮影できる全天球カメラ「RICOH THETA」を用いて、遠隔地同士で360度映像を共有する。このための基盤として、テレビ/Web会議機能を提供するクラウドサービス「RICOH Unified Communication System」(RICOH UCS)を利用する。
全天球カメラを、RICOH UCSの専用機器や、RICOH UCSの端末ソフトをインストールしたスマートフォン/パソコンに接続して使う。現場の作業者が360度カメラを装着し、クラウドサービスのRICOH UCS 360 VR Liveに接続するだけで、現場の状況を共有できる。
視聴者は、手元のデバイスから360度カメラを操作できる。自由に視点を操作し、拡大縮小して視聴できる。現場の作業者にカメラ操作の負担をかけることなく、受信者が関心を持つ部分に集中してリアルタイムに状況を把握できる。また、VRゴーグルと組み合わせれば、実際にその場にいるかのような臨場感を体験できる。業務のトレーニングや接客、点検作業などに利用できる。
モバイルネットワーク環境でも使えるとしている(最低2Mビット/秒以上が必要)。将来的には、5G通信サービスの普及に合わせて、高解像度化や、より詳細な付加情報を加えるAR(拡張現実)などの機能強化も検討する。
用途と機能 | 360度を見渡した映像によって現場の状況をリモートで共有できる、クラウド型のコミュニケーションサービス |
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構成要素 | 360度の映像を撮影できる全天球カメラ「RICOH THETA」を用いて、遠隔地同士で360度映像を共有する。このための基盤として、テレビ/Web会議機能を提供するクラウドサービス「RICOH Unified Communication System」(RICOH UCS)を利用する |
運用方法 | 360度カメラを、RICOH UCSの専用機器や、RICOH UCSの端末ソフトをインストールしたスマートフォン/パソコンに接続して使う。現場の作業者が360度カメラを装着し、クラウドサービスのRICOH UCS 360 VR Liveに接続するだけで、現場の状況を共有できる |
遠隔操作 | 視聴者は、手元のデバイスから360度カメラを操作できる。自由に視点を操作し、拡大縮小して視聴できる。現場の作業者にカメラ操作の負担をかけることなく、受信者が関心を持つ部分に集中してリアルタイムに状況を把握できる |
ネットワーク帯域 | モバイルネットワーク環境でも使えるとしている(最低2Mビット/秒以上が必要) |
価格 (税別) | 1ユーザーあたり月額3000円から |
発表日 | 2019年5月23日 |
提供開始日 | 2019年5月23日 |