ジェイピー・セキュア(JP-Secure)の「SiteGuardシリーズ」は、WAF(ワフ:Web Application Firewall)である。SQLインジェクションなどの、Webアプリケーションの脆弱性を狙った不正なサイバー攻撃を検知して、これらの攻撃からWebアプリケーションを守る。不正な攻撃かどうかは、攻撃手法のパターンをデータベース化したシグネチャを用いて検出する仕組み。

ゲートウエイ型WAF「SiteGuard Proxy Edition」レポート機能の画面イメージ
ゲートウエイ型WAF「SiteGuard Proxy Edition」レポート機能の画面イメージ
(出所:ジェイピー・セキュア)
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 動作形態に応じて2種類のソフトを用意した。(1)「SiteGuard Proxy Edition Ver6.00」は、ネットワーク上でWebアクセスを仲介するゲートウエイ型(プロキシサーバー型)のWAFソフトである。Webサーバーの手前に設置して利用する。

 SiteGuard Proxy Editionの現行版では、Web管理画面で統計情報を参照する機能を強化している。検出した攻撃を集計してグラフィカルにまとめたレポートをPDF形式で出力できる。

 (2)もう1つのソフト「SiteGuard Server Edition Ver4.00」は、Webアプリケーションサーバー上で直接動作するWAFソフトである。Webサーバーソフト「Apache HTTP Server」の機能拡張モジュール(module)としてWAF機能を実装しており、Webアプリケーション自身にWAF機能を追加できる。

SiteGuardシリーズの概要
用途と機能WAF(Web Application Firewall)。SQLインジェクションなどの、Webアプリケーションの脆弱性を狙った不正なサイバー攻撃を検知して、これらの攻撃からWebアプリケーションを守る
不正攻撃の
検出方法
攻撃手法のパターンをデータベース化したシグネチャを用いて検出する
動作形態■「SiteGuard Proxy Edition Ver6.00」は、ネットワーク上でWebアクセスを仲介するゲートウエイ型(プロキシサーバー型)のWAFソフト。Webサーバーの手前に設置して利用する
■SiteGuard Server Editionは、Webアプリケーションサーバー上で直接動作するWAFソフト。Webサーバーソフト「Apache HTTP Server」の機能拡張モジュール(module)としてWAF機能を実装している
現行版での強化点ゲートウエイ型のSiteGuard Proxy Editionにおいて、Web管理画面で統計情報を参照する機能を強化した。検出した攻撃を集計してグラフィカルにまとめたレポートをPDF形式で出力できる
価格
(税別)
■ホスト型WAFのSiteGuard Server Editionは、単価が最も安くなる51~100ライセンス時に1ライセンスあたり初年度16万8000円、次年度以降は年額8万4000円。単価が最も高くなる1ライセンス時に1ライセンスあたり初年度25万2000円、次年度以降は年額12万6000円
■ゲートウエイ型WAF「SiteGuard Proxy Edition」は、1ライセンスあたり初年度178万円、次年度以降は年額53万4000円
発表日2019年4月18日
提供開始日2019年4月15日