SRA OSS日本支社の「PowerGres Plus V10」は、オープンソースのPostgreSQL 10をベースとしたRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)である。PostgreSQL 10が備える各種機能(論理レプリケーション、宣言的テーブルパーティショニング、SCRAM認証など)を利用できる。

PowerGres Plus V10(PostgreSQL 10)でできるようになった機能
PowerGres Plus V10(PostgreSQL 10)でできるようになった機能
(出所:SRA OSS日本支社)
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 PowerGresファミリーは、オープンソースのRDBMSであるPostgreSQLをベースに、SRA OSSが企画化した商用版に相当する。PostgreSQLを使いやすくパッケージ化するとともに、SRA OSSのサポートサービスを組み合わせて提供する。動作環境として、Linux版とWindows版がある。

 PowerGres Plusは、PowerGresファミリーの機能上位エディションに相当する。富士通からデータベース技術の供給を受けており、ベースとなるPostgreSQLに機能拡張を加えている。これにより、信頼性やセキュリティ機能を強化している。

 例えば、信頼性では、トランザクションログを2重化し、ディスクの破損によってデータが損失しないようにした。セキュリティでは、格納データやトランザクションログ、一時ファイルなどをAESで透過的に暗号化する機能を搭載した。暗号化では、CPU(Xeon)が備えるAES-NI命令を活用して性能の劣化を抑えた。

PowerGres Plus V10の概要
用途と機能オープンソースのPostgreSQL 10をベースとしたRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)。PostgreSQL 10が備える各種機能(論理レプリケーション、宣言的テーブルパーティショニング、SCRAM認証など)を利用できる
PowerGresオープンソースのRDBMSであるPostgreSQLをベースに、SRA OSSが企画化した商用版に相当する。PostgreSQLを使いやすくパッケージ化するとともに、SRA OSSのサポートサービスを組み合わせて提供する。PowerGres Plusは、PowerGresファミリーの機能上位エディションに相当する。富士通からデータベース技術の供給を受けており、ベースとなるPostgreSQLに機能拡張を加えている。これにより、信頼性やセキュリティ機能を強化している
PowerGres Plusの特徴信頼性では、トランザクションログを2重化し、ディスクの破損によってデータが損失しないようにした。セキュリティでは、格納データやトランザクションログ、一時ファイルなどをAESで透過的に暗号化する機能を搭載した。暗号化では、CPU(Xeon)が備えるAES-NI命令を活用して性能の劣化を抑えた
動作環境Linux版、Windows版
価格(税別)■サポート時間がビジネスタイムの場合、初年度サポート付きで1サーバー1CPUが22万8000円、1サーバー2CPUが37万8000円、1サーバー4CPUが67万8000円。次年度以降のサポート費用は、1サーバー1CPUが15万円、1サーバー2CPUが30万円、1サーバー4CPUが60万円
■サポート時間が24時間365日の場合、初年度サポート付きで1サーバー1CPUが47万8000円、1サーバー2CPUが77万8000円、1サーバー4CPUが137万8000円。次年度以降のサポート費用は、1サーバー1CPUが40万円、1サーバー2CPUが70万円、1サーバー3CPUが130万円
(初年度の費用から1年間のサポート費用を差し引いた金額は、一律で7万8000円)
発表日2019年4月17日
提供開始日2019年4月17日