台湾Synologyの「RackStation RS819」は、省スペース型のNASストレージ構築キットである。1Uラックマウント型のきょう体に、3.5/2.5インチSATAドライブを4基まで搭載可能。シャーシの奥行きが約300ミリメートルとコンパクトで、スペースが限られたオフィスにも置けるとしている。
RackStation RS819の外観
[画像のクリックで拡大表示]
オプションの4ベイ拡張ユニット「RX418」（1Uラックマウント大に3.5/2.5インチSATAドライブを4基まで搭載できる）を増設すれば、合計で8台のドライブを運用できる。RAID 0/1/5/6/10の構成がとれる。
CPUは、1.4GHz動作のクアッドコア、メモリーは2Gバイトを搭載する。外部ストレージなどを接続するためのインタフェースとして、USB 3.0ポート×2とeSATAポート×1を備える。ネットワークインタフェースはギガビットイーサネット×2。NASに保存するデータを暗号化するハードウエア暗号化エンジンも搭載する。
ソフトウエアは、Synology NAS専用のオペレーティングシステム「Disk Station Manager」（DSM）が付属する。ファイル共有（CIFS/NFS）やiSCSI、FTPその他のプロトコルでストレージにアクセスできる。データバックアップ機能も提供する。
ネットワークカメラサーバーとして使うための専用ソフト「Surveillance Station」も搭載した。最大30台までの監視カメラを一括管理できる。
RackStation RS819の概要
| 用途と機能 | NASストレージ構築キット |
|---|---|
| 形状 | 1Uラックマウント型 |
| 外見上の特徴 | シャーシの奥行きが約300ミリメートルとコンパクトなこと。スペースが限られたオフィスにも置ける |
| ドライブ数 | 3.5/2.5インチSATAドライブを4基まで搭載する |
| 拡張ユニット | オプションの4ベイ拡張ユニット「RX418」（1Uラックマウント大に3.5/2.5インチSATAドライブを4基まで搭載）を増設すれば、合計で8台のドライブを運用できる |
| RAID | RAID 0/1/5/6/10の構成がとれる |
| ストレージアクセスプロトコル | ファイル共有（CIFS/NFS）、iSCSI、FTPその他 |
| データ暗号化 | NASに保存するデータを暗号化するハードウエア暗号化エンジンを搭載 |
| 転送速度 | 読み込みが225Mバイト/秒以上、書き込みが169Mバイト/秒以上 |
| ネットワークカメラ | ネットワークカメラサーバーとして使うための専用ソフト「Surveillance Station」を搭載。最大30台までの監視カメラを一括管理できる |
| IPカメラ数 | 最大30台（2台分の無料カメラライセンス付き） |
| CPU | 1.4GHz動作のクアッドコア |
| メモリー | 2Gバイト |
| 外部ストレージ接続 | USB 3.0ポート×2、eSATAポート×1 |
| ネットワーク インタフェース | ギガビットイーサネット×2 |
| 価格（税別） | 市場予想価格で8万1850円前後 |
| 発表日 | 2019年4月15日 |
| 提供開始日 | 2019年4月12日 |
| 備考 | 発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるアスクの場合 |
