Azure Stackで仮想環境を構築するための垂直統合システム

　富士通の「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack」は、パブリッククラウドであるAzureと同じ操作性のプライベートクラウドをオンプレミスに構築するためのシステム製品である。検証済みのハードウエアを垂直統合型で構成し、クラウド運用ソフトのAzure Stackと組み合わせた。

「PRIMERGY RX2540 M4」の外観

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　垂直統合システムのハードウエアに加え、Azure Stackのライセンスを販売する。さらに、システム構築サービスとして、垂直統合システムへのAzure Stackの導入や増設といったサービスを提供する。

　システム運用管理ソフト「FUJITSU Software Infrastructure Manager」も提供する。同ソフトのダッシュボード上で、システムに発生した異常を早期に発見できる。運用管理支援として、24時間対応の保守体制も提供する。

　オンプレミスにAzure環境を構築するメリットとして富士通は、パブリッククラウドと組み合わせたハイブリッドクラウドの構築が簡単になることを挙げる。将来的にAzureと連携させる際に、プライベートクラウドとの間で、ユーザーインタフェースやデータ資産などを共通化できる。

　管理サーバーは、PRIMERGY RX2540 M4×1台。Azure Stackのワークロードサーバーは、PRIMERGY RX2540 M4×4～12台。スイッチは、10Gビットイーサネット。ソフトウエアは、Azure Stack（別途「Azure」のライセンスプログラムに基づく利用契約が必要）と、運用管理ソフト「FUJITSU Software Infrastructure Manager」。構築サービスは、「PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack 導入サービス」と「PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack 増設サービス」を提供する。