PCの操作内容から課題を抽出して業務を改善するソフト

　MeeCapの「MeeCap（ミーキャップ）」は、日常業務におけるパソコンの操作内容から、生産性の低下、業務分担の偏り、ナレッジの散逸といった課題を可視化するソフトである。非効率的な業務を改善できる。RPA（ロボットによる業務自動化）導入時の業務プロセスの分析などにも適する。

HappyPath機能の画面イメージ

（出所：MeeCap）

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　パソコンの操作内容を、CSV（カンマ区切り形式）ファイルに記録する。タイムスタンプ、アプリケーションの名前、アクセスしたURL、入力したキーの種類、参照フォルダー名、マウスの座標、といったデータを記録する。こうして収集したビッグデータを分析する機能も提供する。

　個別システムのログデータとMeeCapのログデータを突合することにより、業務の特性に応じた作業時間とコストを集計できる。各作業の期待収益と作業時間を比べられる。ユーザー単位で作業傾向を把握することで、業務効率の良いメンバーを特定できる。「紙を出力しない人ほど業務処理件数が多い」ことなどが分かる。

　収集したパソコン操作ログを基に業務プロセスをフロー図として自動生成する機能「HappyPath」も備える。RPAに適した繰り返し行う作業などの典型的な業務プロセスや、例外的な処理フローを抽出できる。

　HappyPath機能を使うと、業務プロセスごとの作業手順や、業務間の連携が明確になる。これにより、業務の棚卸しができる。RPAの推進担当者や現場の業務担当者の負担が減るほか、RPAを導入することによる業務作業時間の投資対効果を予測できる。