日立ソリューションズの「DevOps推進ソリューション」は、開発と運用が密に連携するDevOpsの開発スタイルを支援するサービス群である。開発プロセスの課題を分析・検証するコンサルティングサービスから、システム開発環境の整備まで、DevOpsの導入を総合的に支援する。

DevOps推進ソリューションで利用するツールの概要
DevOps推進ソリューションで利用するツールの概要
(出所:日立ソリューションズ)
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 メニューは、(1)「人財育成」、(2)「プロセス改善支援」、(3)「DevOps開発環境整備」、(4)「DevOpsコーチ」、(5)「プロジェクト評価」、の5つで構成する。

 (3)のDevOps開発環境整備においては、チケット管理、ソースコード管理、テスト自動化といったツールの活用を提案する。日立ソリューションズは、これらのツール群も販売する。

 チケット管理ツールとして、アジャイル開発におけるタスクをチケット単位で細分化して管理できる「Jira Software」(オーストラリアのAtlassian製)を使う。ソースコード管理ツールは「GitHub Enterprise」(米GitHub製)を使う。

 テスト自動化ツールは「CA Service Virtualization」(米CA Technologies製)を使う。接続先となる外部システムを模倣した仮想的な結合テスト環境を構築できる。

DevOps推進ソリューションの概要
用途と機能開発と運用が密に連携するDevOpsの開発スタイルを支援するサービス群。開発プロセスの課題を分析・検証するコンサルティングサービスから、システム開発環境の整備まで、DevOpsの導入を総合的に支援する
メニュー構成(1)人財育成、(2)プロセス改善支援、(3)DevOps開発環境整備、(4)DevOpsコーチ、(5)プロジェクト評価、の5つで構成する
DevOps
開発環境
■チケット管理ツールは、「Jira Software」(オーストラリアのAtlassian製)を使う。アジャイル開発におけるタスクをチケット単位で細分化して管理できる
■ソースコード管理ツールは、「GitHub Enterprise」(米GitHub製)を使う。オンプレミス環境に構築できる
■テスト自動化ツールは、「CA Service Virtualization」(米CA Technologies製)を使う。接続先となる外部システムを模倣した仮想的な結合テスト環境を構築できる
支援メニューの概要メニュー名 概要
人財育成 企業の開発部門と運用部門が協働する組織を構築していく上で基本となるDevOpsや、継続的インテグレーションと継続的デリバリー(CI/CD)の概要を、ワークショップ形式で学べる教育プログラムを提供する。また、DevOpsの前提となるアジャイル開発の概要などの教育プロクラムもあわせて提供する
プロセス
改善支援
現行の開発プロセスにおける課題を整理し、企業の開発部門と運用部門が協働する組織にあわせた開発プロセスを提案する。また、開発プロセスの改善を繰り返して実施し、評価した結果を新しい開発プロセスのガイドラインに反映していくことで、継続したプロセスの改善を支援していく
DevOps
開発環境整備
DevOpsの実現に必要となるツールの導入から運用保守までを支援することで、CI/CDをスムーズに実現できる開発環境の整備を行う
DevOps
コーチ
ユーザーの開発プロジェクトに参画し、プロセス適用計画書の作成やDevOps推進プロジェクトの運営に関する支援を行う。また、支援していく中で発生した課題に対して、これまでに経験したさまざま実績に基づいた解決方法を提案する
プロジェクト評価ユーザーの開発プロジェクトの実績データや、アンケート結果などから、定量的・定性的にプロジェクトを分析し、DevOpsを実現する上で必要となる課題を明確にして、その改善方法を含めた評価報告を行う
価格個別見積もり
発表日2019年3月26日
提供開始日2019年3月27日