監視カメラ映像をモバイル通信でクラウドに録画するシステム

　フリービットの「クラウド録画」は監視カメラ映像を録画する機能をクラウド型で提供するサービスである。撮影映像は、監視カメラを束ねたルーターからモバイル閉域網を介してクラウドに転送して保存する。録画した映像データは、インターネットを介してWebブラウザーで監視・閲覧する。

クラウド録画の概要

（出所：フリービット）

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　このための道具立てとして、SaaS型のクラウドサービスと、モバイル通信用のSIMをセットで提供する。クラウド上では、アロバが提供する録画ソフト「アロバビュー」をベースに構築した監視カメラシステムが稼働する。1画面で最大36個のカメラ映像を同時に閲覧できる。リモートからカメラの向きを変えたり、ズームしたりする操作もできる。

　想定品質（ネットワーク帯域）に応じて3つのプランを用意した。「エントリー」プランは、128Kビット／秒（640×480ドット×毎秒5フレーム）を想定。「スタンダード」プランは、256Kビット／秒（800×600ドット×毎秒5フレーム）を想定。「プレミアム」プランは、512Kビット／秒（1280×720ドット×毎秒5フレーム）を想定している。

　クラウド録画のプランごとに、組み合わせるモバイル通信SIMのプランが決まっている。クラウド録画のエントリープランには上り特化40Gバイトのプラン、スタンダードプランには上り特化80Gバイトのプラン、プレミアムプランには上り無制限のプランがセットになる。

　クラウド録画とは別のサービスとして、ニーズに応じて監視カメラシステムを構築して運用できるサービス「freebit cloud CAMPASS」も用意している。動態検知や音声通知、アーカイブ検索など各種の機能を利用できる。価格は、要問い合わせ。