ヤマハの「スピーチプライバシーシステム」は、会話内容をマスキング音などでカモフラージュするという手法で、会話のプライバシーを守るシステム製品。独自の情報マスキング音を発生させる装置とスピーカーをセットにして提供する。
VSP-2は、スピーチプライバシーシステムの2代目モデルに当たる。VSP-2では、オフィス環境に設置しやすいように、アンプとスピーカーを分離させている。スピーカーは、壁や天井などに取り付けられるように、手のひらに乗るサイズで、重さは0.17キログラムと軽量である。
スピーカー単体「VSP-SP2」も販売しており、VSP-2(標準で2台のスピーカーのセット)に対してスピーカーを追加できる。最大4台までスピーカーを増やせる。これにより、約100平方メートル(10メートル四方)のオープンスペースでも利用できる。
情報マスキング音は、ヤマハが人の会話音声から独自に合成した。これに、川のせせらぎなどの「環境音」や、楽器音などの「演出音」を自由に組み合わせて利用できる。「環境音」と「演出音」は、それぞれ4種類からシーンに合わせて選べる。スピーカーを設置する環境に合わせて、情報マスキング音の比率を調整できる。
主な使い方として、会話内容を第三者に聞かれないようにする情報漏えい対策の用途と、集中したい時に周囲の雑音が気にならないようにする侵害対策の用途がある。また、静か過ぎて人と話しづらい環境をマスキング音によって改善する使い方もある。
スピーチプライバシーシステムVSP-2の概要
用途と機能 | 会話内容をマスキング音などでカモフラージュするという手法によって、会話のプライバシーを守るシステム製品。独自の情報マスキング音を発生させる装置とスピーカーをセットにして提供する |
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設置のしやすさ | オフィス環境に設置しやすいように、アンプとスピーカーを分離させている。スピーカーは、壁や天井などに取り付けられるように、手のひらに乗るサイズで、重さは0.17キログラムと軽量である |
スピーカーの増設 | スピーカー単体でも売っている。標準で2台のスピーカーがセットになっているが、最大で4台まで増やせる。これにより、約100平方メートル(10メートル四方)のオープンスペースでも利用できる |
情報マスキング音 | ヤマハが人の会話音声から独自に合成した。これに、川のせせらぎなどの「環境音」や、楽器音などの「演出音」を自由に組み合わせて利用する。「環境音」と「演出音」は、それぞれ4種類からシーンに合わせて選ぶ |
主な使い方 | ■会話内容を第三者に聞かれないようにする情報漏えい対策 ■集中したい時に周囲の雑音が気にならないようにする侵害対策 ■静か過ぎて人と話しづらい環境をマスキング音によって改善 |
価格(税別) | ■専用スピーカー「VSP-SP2」×2台が付いて17万8000円 ■専用スピーカー単体では1台あたり2万8000円 |
発表日 | 2019年3月19日 |
提供開始日 | 2019年3月19日 |