NECの「RPAロボット管理ソリューション」は、企業内で稼働しているRPA(ロボットによる業務自動化)環境を一元的に管理するソフトウエア群である。NECのRPAソフト「NEC Software Robot Solution」の利用状況を把握して管理できる。

 ソフトウエアの構成要素の1つである「NEC Software Robot Solutionマネージャ」は、RPAソフトのライセンスの利用状況や、稼働しているロボットの担当業務といった情報を管理する。これにより、統制のとれたRPAの運用が可能になる。

 NEC Software Robot Solutionマネージャを使うと、RPAソフトのNEC Software Robot Solutionをフローティングライセンス(同時使用ライセンス)で運用できる。端末ごとにライセンスを固定することなく、業務の状況に合わせて端末にライセンスを割り当てる運用ができる。

 RPAの「導入・運用ルール策定サービス」も用意している。RPAに関わる企業内の体制作りや、ロボット運用環境の定義など、情報システム部門の管理外となる“野良ロボット”を発生させない仕組み作りを支援する。

 ジョブスケジューラソフト「WebSAM JobCenter」の制御下で、RPAロボットをスケジュールや条件に則って自動で実行することもできる。WebSAM JobCenterで制御できるRPAソフトは、「NEC Software Robot Solution」と「NEC Software Robot Solution for Biz」、および「UiPath」である。

RPAロボット管理ソリューションの概要
用途と機能企業内で稼働しているRPA(ロボットによる業務自動化)環境を一元的に管理するソフトウエア群
管理できる
RPAソフト
NECのRPAソフト「NEC Software Robot Solution」
構成要素■NEC Software Robot Solutionマネージャは、RPAソフトのライセンスの利用状況や、稼働しているロボットの担当業務といった情報を管理する
■導入・運用ルール策定サービスは、RPAに関わる企業内の体制作りや、ロボット運用環境の定義など、情報システム部門の管理外となる“野良ロボット”を発生させない仕組み作りを支援する
価格(税別)■RPAソフト「NEC Software Robot Solution」、RPAソフトの一元管理ソフト「NEC Software Robot Solutionマネージャ」、運用状況の可視化ソフト「WebSAM IT Process Operations for RPA」を合わせて、月額47万円から
■ジョブスケジューラのWebSAM JobCenterは、30万円から
■導入・運用ルール策定サービス」は、240万円から
発表日2019年3月19日(ライセンス管理の強化)
提供開始日2019年4月19日(ライセンス管理の強化)