レノボ・エンタープライズ・ソリューションズの「ThinkAgile HXシリーズ」は、スケールアウトによって仮想サーバーの収容台数を増やせるHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品である。米Nutanix製の分散ストレージソフトを使う。サーバー仮想化ソフトには、Nutanix AHV、VMware ESXi、Hyper-Vのいずれかを使う。

Lenovo ThinkAgile HX2320アプライアンス/HX2321認定ノードの外観
Lenovo ThinkAgile HX2320アプライアンス/HX2321認定ノードの外観
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 用途に応じ、CPUやハードディスクの搭載数などが異なる複数のモデルを用意した。ストレージ大容量モデルのHX 5000とHX 7000、標準モデルのHX 3000、中堅/中小企業向けにCPUやストレージの搭載数を抑えたエントリモデルのHX 2000、リモート・オフィス/ブランチ・オフィス向けのHX 1000、などをそろえている。

 エントリモデルのThinkAgile HX2320の場合、PCサーバー「ThinkSystem SR630エントリモデル」をベースとしている。CPUはXeon SilverまたはXeon Goldが最大2個。ドライブベイは、1U大のきょう体に3.5型ドライブを4基搭載できる。

 Nutanixのソフトウエアライセンスとハードウエア(PCサーバー)を別個に購入するためのハードウエア製品(「ThinkAgile HX認定ノード」と呼ぶ)も用意。ソフトウエアライセンスとハードウエアの組み合わせの選択肢を増やしている。

 また、ThinkAgile HXの別製品として、分散ストレージソフトに米VMwareの「VMware vSAN」を使った「ThinkAgile VXシリーズ」もある。

ThinkAgile HXシリーズの概要
用途と機能スケールアウトによって仮想サーバーの収容台数を増やせるHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品
分散ストレージ
ソフト
米Nutanixのソフト
サーバー仮想化
ソフト
Nutanix AHV、VMware ESXi、Hyper-Vのいずれか
用途別のモデル
構成
HX 5000とHX 7000は、ストレージ大容量モデル
HX 3000は、標準モデル
HX 2000は、中堅/中小企業向けにCPUやストレージの搭載数を抑えたエントリモデル
HX 1000は、リモート・オフィス/ブランチ・オフィス向けモデル
ThinkAgile HX2320の
主な仕様
エントリモデルのThinkAgile HX2320の場合、CPUはXeon SilverまたはXeon Goldが最大2個。ドライブベイは、1U大のきょう体に3.5型ドライブを4基搭載できる
認定ノードNutanixのソフトウエアライセンスとハードウエア(PCサーバー)を別個に購入するためのハードウエア製品。ソフトウエアライセンスとハードウエアの組み合わせの選択肢を増やしている
ThinkAgile
VXシリーズ
ThinkAgile HXの別製品として、分散ストレージソフトに米VMwareの「VMware vSAN」を使った「ThinkAgile VXシリーズ」もある
価格(税別)参考構成で、Nutanixのソフトを含まない「ThinkAgile HX2321認定ノード」×3台が280万円。CPUはXeon Silverプロセッサ×2基、メモリー96Gバイト、ドライブは480GバイトSATA SSD×2と、2TバイトSATA HDD×2
発表日2019年3月19日(エントリモデルのThinkAgile HX2320)
提供開始日2019年3月19日(エントリモデルのThinkAgile HX2320)