くらまね for AWSによるコスト削減効果(出典:ISAO)
くらまね for AWSによるコスト削減効果(出典:ISAO)
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 ISAOの「くらまね for AWS」は、AWS(Amazon Web Services)の決済代行/運用監視サービスである。特徴は、スタートアップ企業などの小規模組織でも利用しやすいことを考慮してライセンスを設定したこと。例えば、運用監視サービスでは、サーバー1台単位で契約できるほか、障害対応のサービスレベルを細かく3段階から選べるようにした。決済代行サービスでは、ミニマムギャランティ(手数料の下限)を廃し、実際に使った分しか費用がかからないようにした。

 障害対応のサービスレベルは、以下の3段階。(1)最安価の「ブロンズ」は、障害発生時に監視ツールのZabbixからユーザー企業の担当者にメールを自動送信する。(2)この上の「シルバー」は、有人監視を行い、障害発生時には電話やメールで連絡するほか、手順書に従った障害復旧操作も実施する。(3)最上位の「ゴールド」は、障害原因の究明を含めて障害に対処するほか、計画に基付いたサーバースペック/台数の増減や日次バックアップなども実施する。

 決済代行サービスは、AWSの利用料(ドル建てでクレジットカード払い)をISAOが代わりに支払い、ユーザーに対しては月末締め翌月末払いでISAOから円建ての請求書を発行する。これにより、一般的な経理処理の流れを崩さずにAWSを利用できる。手数料はAWS利用料の10%である。

 運用監視と決済代行のほかに、AWSの導入支援サービスも提供する。要件定義(ネットワーク構成やOS/ミドルウエア構成などの定義)、設計、サーバー構築、障害復旧テストや負荷テストなどのテスト、---を提供する。

くらまね for AWSの概要
用途と機能AWSの決済代行/運用監視サービス
特徴小規模な組織でも利用できるようにサーバー1台から利用できることと、低価格をうたうこと
決済代行の特徴月末締め翌月末払いでISAOから円建ての請求書を発行する
プランブロンズシルバーゴールド
サービス内容無人監視有人監視有人監視で障害対応込み
サーバー1台当たりの運用監視費用(税別)月額5000円月額1万5000円月額2万5000円
決済代行の手数料AWS利用料の10%(AWS利用料が1000円だった場合の手数料は100円で、合計で1100円)
AWSの導入支援サービス(オプション)の費用■要件定義(ネットワーク構成やOS/ミドルウエア構成などの定義):10万円から
■設計:10万円から
■サーバー構築:1万円から
■障害復旧テストや負荷テストなどのテスト:8万円から
発表日2015年3月16日
提供開始日2015年3月16日