NECの「法人向け中型蓄電システム」は、オールインワン型の中型蓄電システム(DSS:Distributed Storage Solution)である。これまで別々に設置していた3つの要素(リチウムイオン電池、電力変換装置、制御ソフトウエア)を、オールインワン型でコンパクトに収容している。
オールインワン型の法人向け中型蓄電システムの外観
オールインワン型としたことで、低コスト、短期間、省スペースで導入できるとしている。屋外への設置も可能である(NEMA 4/IP65準拠)。
蓄電システムを販売する背景には、太陽光発電といった再生可能エネルギーを用いた発電が普及している状況がある。ピークカットやピークシフトによる電気料金の節減、売電益の増加、自家消費への活用、といった用途に使う。
災害・停電時などの非常用電源としてのニーズもある。さらに、工場や商業施設に設置した太陽光発電設備や蓄電システムの電力を活用して需給バランスを調整するバーチャルパワープラント(VPP)のリソースとしてのニーズもある。
法人向け中型蓄電システムの概要
用途と機能 | オールインワン型の中型蓄電システム | |||||
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特徴 | これまで別々に設置していた3要素(リチウムイオン電池、電力変換装置、制御ソフトウエア)を、オールインワン型でコンパクトに収容した | |||||
設置場所 | 屋外にも設置できる(NEMA 4/IP65準拠) | |||||
主な用途 | ピークカットやピークシフトによる電気料金の節減、売電益の増加、自家消費への活用、など | |||||
容量 | 90kWh | 180kWh | 270kWh | 360kWh | 450kWh | 540kWh |
出力 | 30/40kW | 60/80kW | 90/120kW | 120/160kW | 150/200kW | 180/240kW |
価格 | 個別見積もり。最小構成で数百万円から | |||||
発表日 | 2019年2月27日 | |||||
提供開始日 | 2019年度第2四半期 |