トレンドマイクロの「Trend Micro Apex One」は、エンドポイント向けの統合セキュリティソフトである。マルウエア感染を防ぐ機能に加え、マルウエアに感染してしまった後の対処を支援する機能(EDR機能)を備える。
マルウエアへの感染を防ぐ機能としては、パターンマッチングによるウイルス対策、不正プログラムによる挙動監視、不正サイトへのアクセスを防ぐURLフィルタリング、脆弱性を突く攻撃を防ぐ仮想パッチ、アプリケーションの起動を制御する機能、などを備える。
振る舞いの解析については、ファイルの実行時に振る舞いを動的に解析する機能だけでなく、ファイルの実行前に振る舞いを予測する技術も搭載する。ファイルの特徴と振る舞いの特徴を組み合わせることで振る舞いを予測する。
一方、マルウエア感染後の対処としては、インシデントを調査し、マルウエアの侵入を許した根本原因を特定し、対処を実施する機能を備える。被害端末を可視化することで、被害の範囲を特定する。
クラウド型のセキュリティ基盤サービス「Trend Micro Smart Protection Network」と連携する。これにより、多数のログの中から感染原因を特定し、脅威の侵入プロセスを分かりやすく表示する。
事後対処のプロセスで見つけた脅威の情報をもとに、次回以降は同様の脅威を事前対策でブロックできるようにする。
Trend Micro Apex Oneの概要
用途と機能 | エンドポイント向けの統合セキュリティソフト。マルウエアへの感染を防ぐ機能に加え、マルウエア感染後の対処を支援する機能(EDR機能)を備える |
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マルウエアへの 感染を防ぐ機能 | パターンマッチングによるウイルス対策、不正プログラムによる挙動監視、不正サイトへのアクセスを防ぐURLフィルタリング、脆弱性を突く攻撃を防ぐ仮想パッチ、アプリケーションの起動を制御する機能、などを備える |
振る舞いの解析機能 | ファイルの実行時に振る舞いを動的に解析する機能だけでなく、ファイルの実行前に振る舞いを予測する技術も搭載する。ファイルの特徴と振る舞いの特徴を組み合わせることで振る舞いを予測する |
EDR機能 | インシデントを調査し、マルウエアの侵入を許した根本原因を特定し、対処を実施する機能を備える。被害端末を可視化することで、被害の範囲を特定する |
価格(税別) | 参考標準価格で、年額6600円 |
発表日 | 2019年2月26日 |
提供開始日 | 2019年7月 |