NTTアドバンステクノロジの「WinActor Ver.5.0」は、国産のRPA(ロボットによる業務自動化)ソフトである。Windows上で行うアプリケーションの操作を「シナリオ」(スクリプト)として記録し、これを人間に代わって自動で実行する。

WinActorの概要
WinActorの概要
(出所:NTTアドバンステクノロジ)
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 操作対象のアプリケーションに手を加えることなく、複数システムにまたがったデータの入力など、これまで手動で行ってきた操作を自動化する。これにより、作業の効率と品質をともに向上させられる。定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業などに向く。

 ODBCを介してRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)とデータ連携することも可能である。これにより、RDBMSからデータを抽出して他システムに入力する、といった作業を自動化できる。

 シナリオは、簡単な操作で作成・編集できるとしている。製品は、シナリオの作成と実行が可能な「フル機能版」と、ランタイム版に相当し、機能をシナリオの実行に限定した「実行版」の2種類のライセンスを用意している。

WinActor Ver.5.0の概要
用途と機能国産のRPA(ロボットによる業務自動化)ソフト。Windows上で行うアプリケーションの操作を「シナリオ」(スクリプト)として記録し、これを人間に代わって自動で実行する
RPAの特徴と使い方操作対象のアプリケーションに手を加えることなく、複数システムにまたがったデータの入力など、これまで手動で行ってきた操作を自動化する
主な適用業務定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業などに向く。作業の効率と品質をともに向上させられる
DB連携ODBCを介してRDBMSとデータ連携できる。RDBMSからデータを抽出して他システムに入力する、といった作業を自動化できる
製品ライセンス■「フル機能版」は、シナリオの作成と実行が可能
■「実行版」は、ランタイム版に相当し、機能をシナリオの実行に限定した
価格(税別)■シナリオの作成と実行が可能な「フル機能版」が年額90万8000円
シナリオの実行に限定した「実行版」が24万8000円
発表日2018年2月8日
販売開始日2018年3月1日