ウイングアーク1stの「Dr.Sum Ver.5.1」は、BI(ビジネス・インテリジェンス)ソフトである。インメモリーエンジンを搭載しており、企業情報システムが抱えるデータの高速集計エンジンとして利用できる。レポーティング機能にも注力している。
データソースからインメモリーエンジンにデータを直接インポートできる。数十億~数百億件規模のデータでも扱いやすいとしており、1テーブルあたり50億件、100億件といった大量データを運用できる。
Ver.5.1は、業務データの分析だけでなく、設備や機器のセンサーが感知したIoTデータをリアルタイムに監視して異常や故障を早期に発見する、といった用途に適用できる。
IoTデータをリアルタイムに集計できるように、機械や設備が出力するミリ秒単位のストリーミングデータを収集・加工する機能「Dr.Sum Data Funnel」を搭載した。データ受信のプロトコルとしては、HTTP(GET/POST)、MQTT、OPC UAを利用する。
Dr.Sum Data Funnelは、時刻の正規化、時間のズレの補正、異常値の除去、データ欠落の補完などの機能を備える。時刻の正規化機能を使うと、時間の粒度が細かいデータを、分析しやすい任意の単位に丸められる。データの除外・補完機能では、異常値などの範囲外データを除外したり、欠落に伴う不足データを補完したりできる。
Dr.Sumの概要
用途と機能 | BI(ビジネス・インテリジェンス)ソフト。インメモリーエンジンを搭載し、企業などが蓄積した大量のデータを高速で集計するエンジンとして利用できる |
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取り扱えるデータの規模 | データソースからインメモリーエンジンにデータを直接インポートできるため、数十億~数百億件規模のデータでも扱いやすいとしている。1テーブルあたり50億件、100億件といった大量データを運用できる |
適用範囲 | Ver.5.1では、業務データの分析のほか、設備や機器のセンサーが感知したIoTデータをリアルタイムに監視して異常や故障を早期に発見する用途などに適用できる |
IoTデータ 集計機能 | 機械や設備が出力するミリ秒単位のストリーミングデータを収集・加工する機能「Dr.Sum Data Funnel」を搭載する。データ受信のプロトコルとしては、HTTP(GET/POST)、MQTT、OPC UAを利用する |
Dr.Sum Data Funnel機能の概要 | 時刻の正規化、時間のズレの補正、異常値の除去、データ欠落の補完、など。時刻の正規化機能では、時間の粒度が細かいデータを、分析がしやすい任意の単位に丸められる。データの除外・補完では、異常値などの範囲外データを除外したり、欠落に伴う不足データを補完したりできる |
価格(税別) | 基本となるDr.Sumエンジンが345万円(1サーバー、初年度の保守費込み)から |
発表日 | 2019年2月12日(Dr.Sum Ver.5.1) |
提供開始日 | 2019年3月15日(Dr.Sum Ver.5.1) |