オープンストリームの「Biz/Browser」は、WebシステムでありながらVisual BasicやExcelのようなリッチな画面を実現できるリッチクライアントソフトである。画面と業務ロジックを記述した独自のスクリプトファイルをHTTPでダウンロードしてクライアント上で動作させる仕組みである。

 特徴は、開発した画面アプリケーションが、Windowsやモバイル端末(Windows Embedded/Android/iPad)などのマルチデバイスで動作することである。

Webシステムの画面をリッチクライアント化する。画面はマルチプラットフォームで動作する
Webシステムの画面をリッチクライアント化する。画面はマルチプラットフォームで動作する
(出所:オープンストリーム)
[画像のクリックで拡大表示]

 モバイル端末で使うことを想定した機能として、画面解像度に合わせてオブジェクトのサイズを変えるスケーリング機能や、オフラインでもアプリケーションを実行できるHTTP非同期通信機能などを備える。

 直近では、各種デバイスへの対応を進め、Android搭載ハンディターミナル向けの「Biz/Browser HT」を用意した。通常のAndroid向けランタイムとの違いとして、ハンディターミナルの物理キーボードを利用できるようにしたほか、文字コードとしてUnicodeだけでなくシフトJISを使えるようにしている。

 Biz/Browser HTは、Windowsベースのハンディターミナルに加えてAndroidベースのハンディターミナルが増えていることを受けて製品化した。

Biz/Browserの概要
用途と機能マルチデバイスで動作するリッチクライアントソフト。開発したアプッリケーション画面は、Windowsやモバイル端末(Windows Embedded/Android/iPad)などのマルチデバイスで動作する
リッチクライアントの特徴Webシステムでありながら、Visual BasicやExcelのようなリッチな画面を実現できる。画面と業務ロジックを記述した独自のスクリプトファイルをHTTPでダウンロードしてクライアント上で動作させる仕組み
開発環境Windows
実行環境Windows、Windows Embedded、Android、iPad。直近では、Android搭載ハンディターミナル向けを用意した
Biz/Browser HTの特徴通常のAndroid向けランタイムとの違いとして、ハンディターミナルの物理キーボードを利用できるようにしたほか、文字コードとしてUnicodeだけでなくシフトJISを使えるようにしている
価格(税別)デスクトップ端末用とタブレット端末用のランタイムソフトは16万円で、10ライセンス単位で販売する
ハンディターミナル用のランタイムソフトは、Windows版が4万円、Android版が6万円で、いずれも5ライセンス単位で販売する
開発支援ソフトは30万円
発表日2019年1月24日(Android搭載ハンディターミナル向けのBiz/Browser HT)
提供開始日2019年1月24日(Android搭載ハンディターミナル向けのBiz/Browser HT)