TISの「Oracle DB クラウドマイグレーションサービス」は、オンプレミス環境で動作しているOracle Databaseをパブリッククラウド環境に移行し、バックアップや監視など移行後の運用管理を含めてワンストップで提供するSIサービスである。移行先のIaaS環境として、AWS(Amazon Web Services)やOracle Cloudなどを想定している。

Oracle DBクラウドマイグレーションサービスのサービス概要図
Oracle DBクラウドマイグレーションサービスのサービス概要図
(出所:TIS)
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 サービスではまず、現行のシステム基盤を評価し、移行の基本方針と実行計画を策定する。移行では、移行先となるIaaSの構築と移行作業に加えて、Oracle Databaseの移行やバージョンアップなども実施する。移行後の運用サービスでは、IaaS環境とOracle Databaseを統合的に監視する。

 移行のフェーズに合わせて、4つのメニューを用意している。(1)アセスメントサービス、(2)クラウド環境移行サービス、(3)運用サービス、(4)セキュリティ対策サービス、である。

 (1)のアセスメントサービスでは、クラウドに移行するための方針と実行計画を作成する。現行のリソースを確認し、クラウドのリソースやソフトウエアライセンスのコストを最適化する。各機能への影響調査も実施し、どのシステムを、いつ、どのように、いくらでクラウド環境へ移行するのかを検討する。

 (2)のクラウド環境移行サービスでは、実行計画に基づき、Oracle Databaseを含めてシステムをクラウドに移行する。必要に応じてOracle Databaseのバージョンアップも実施する。さらに、IaaS環境とOracle Databaseの運用監視方法を検討する。

 (3)の運用サービスでは、クラウド移行後のIaaS環境とOracle Databaseを統合的に監視・管理する。TISのITアウトソーシング拠点「MSCC(Managed Service Control Center)」のサービスを利用すれば、24時間365日体制でシステム監視やリモート操作対応などができる。

 (4)のセキュリティ対策サービスでは、不正アクセスなどを早期に発見できるように、クラウドへのアクセスについて監査し、ガバナンスを支援する。

Oracle DB クラウドマイグレーションサービスの概要
用途と機能オンプレミス環境で動作しているOracle Databaseをパブリッククラウド環境に移行し、バックアップや監視など移行後の運用管理を含めてワンストップで提供するSIサービス
移行先のIaaS環境AWS(Amazon Web Services)やOracle Cloudなどを想定している
サービスの内容現行のシステム基盤を評価し、移行の基本方針と実行計画を策定する。移行では、移行先となるIaaSの構築と移行作業に加えて、Oracle Databaseの移行やバージョンアップなども実施する。移行後の運用サービスでは、IaaS環境とOracle Databaseを統合的に監視する
メニュー構成アセスメントサービス
クラウド環境移行サービス
運用サービス
セキュリティ対策サービス
アセスメントサービスの概要クラウドに移行するための方針と実行計画を作成する
クラウド環境移行サービスの概要実行計画に基づき、Oracle Databaseを含めてシステムをクラウドに移行する
運用サービスの概要クラウド移行後のIaaS環境とOracle Databaseを統合的に監視・管理する
セキュリティ対策サービスの概要不正アクセスなどを早期に発見できるように、クラウドへのアクセスについて監査し、ガバナンスを支援する
価格(税別)アセスメントサービスは、50万円から
クラウド環境移行サービスは、100万円から
運用サービスは、月額2万円から
セキュリティ対策サービスは、個別見積もり
発表日2019年1月29日
提供開始日2019年1月29日