ユーザー企業のアジャイル開発を総合的に支援するサービス

　日立製作所の「アジャイル開発コンサルティングサービス」は、アジャイル開発の導入を検討するユーザー企業を総合的に支援するサービスである。アジャイル開発のための専用スペースを提供するといった施策によって、アジャイル開発の短期導入とプロジェクトの定着化を支援する。

アジャイル開発の風景（日立オープンラボ横浜）

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　3つのメニューで構成する。（1）「協創空間提供サービス」は、プロジェクトルームと開発環境を提供する。（2）「コーチングサービス」は、専門の技術者がコーチングする。（3）「メソドロジーコンサルティングサービス」は、開発方法論を提案し、社内規約の整備を支援する。

　（1）の協創空間提供サービスは、アジャイル開発を実践するのに必要なプロジェクトルームと、日立製作所の開発要員を、セットで提供する。場所の確保からルーム内に設置する機器やソフトの調達まで、ユーザーの希望に応じて各種設備・開発環境を最短約1週間で調達・設営・構築する。

　プロジェクトルームとして、横浜市戸塚区にある「日立オープンラボ横浜」を提供する。さらに、パートナーと連携することによって、大手町、日本橋、新宿、品川など、都内60カ所以上の施設から選択できる。今後さらに、専用スペースを拡大していく。

　（2）のコーチングサービスは、日立製作所の技術者が、アジャイル開発の導入と定着を支援する。導入教育によって、アジャイル開発を実践するために必要になる知識を、短期間で習得できる。さらに、プロジェクトを立ち上げる時のルールや、開発中の進行方法などについてアドバイスする。

　（3）のメソドロジーコンサルティングサービスは、個々のプロジェクトに適した開発方法論を提案する。さらに、社内規約の整備や標準化に向けた取り組みを支援する。いずれも、日立製作所が持つアジャイル開発のノウハウを活用する。