三井情報の「SAP S/4HANA構想策定支援サービス」は、基幹システムをSAP S/4HANAに移行する企業を支援するサービスである。「アセスメント」「システム化構想策定」「実行計画策定」の3ステップで移行への意思決定を助ける。移行プロジェクトを実行するまでに必要な構想策定プロセスをトータルで支援する。

SAP S/4HANAへの移行アプローチとして、システムコンバージョン方式と新規構築方式のいずれも可能
SAP S/4HANAへの移行アプローチとして、システムコンバージョン方式と新規構築方式のいずれも可能
(出所:三井情報)
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 第1段階のアセスメントでは、現行システムの環境を可視化し、移行に必要な期間とコストを定量的に示す。第2段階のシステム化構想策定では、ロードマップを策定し、費用対効果を算出する。第3段階の実行計画策定では、移行の実行稟議に向けてプロジェクト計画を策定する。

 背景には、ベンダーによるSAP ERPの標準サポートが2025年に終わるという状況がある。この一方で、SAP ERPで充分事足りている上に、移行事例が少ないことから、SAP S/4HANAへの移行プロジェクトが進みにくいという課題がある。

 SAP S/4HANAへの移行方法として、システムコンバージョン方式と新規構築方式のいずれも可能である。

 システムコンバージョン方式では、現行のSAP ERPシステムをSAP S/4HANAに変換し、システム設定をそのまま移行する。既存のアドオン資産を活用することから、短期間かつ低コストで移行できる。

 新規構築方式では、新たにSAP S/4HANAをインストールしてシステム設定を実施。既存のアドオン資産を棄てるので、システム運用負荷を軽減できる。

SAP S/4HANA構想策定支援サービスの概要
用途と機能基幹システムをSAP S/4HANAに移行する企業を支援するサービス。「アセスメント」、「システム化構想策定」、「実行計画策定」、の3ステップで移行の意思決定を助ける。移行プロジェクトを実行するまでに必要な構想策定プロセスをトータルで支援する。
サービスの
ステップ
アセスメントシステム化構想策定実行計画策定
サービス期間2カ月2カ月~
内容現行環境の調査・分析に基づき「全体規模感」を算出し、「SAP S/4HANA移行アプローチの方向性」を決定アセスメントの結果に基づき各種方針とロードマップを策定。方針稟議に向けた「費用対効果」を算出システム化構想策定の結果に基づき、SAP S/4HANA移行の実行稟議に向けた「プロジェクト計画」を策定
アウトプット全体規模感の算出結果移行の試算結果プロジェクト計画書
移行方法■システムコンバージョン方式では、現行のSAP ERPシステムをSAP S/4HANAに変換し、システム設定をそのまま移行する。既存のアドオン資産を活用することから、短期間かつ低コストで移行できる
■新規構築方式では、新たにSAP S/4HANAをインストールしてシステム設定を実施する。既存のアドオン資産を棄てるので、システム運用負荷を軽減できる
サービスの
背景
ベンダーによるSAP ERPの標準サポートが2025年に終わる。この一方で、SAP ERPで充分事足りている上に、移行事例が少ないことから、SAP S/4HANAへの移行プロジェクトが進みにくいという課題がある
価格個別見積もり
発表日2019年1月21日
提供開始日2019年1月21日