ネオジャパンの「desknet's NEO」は、Web型グループウエアである。現行のメジャーバージョン(V3)では交通費精算機能などを追加していたが、現行のマイナーバージョン(V3.5)では画面の操作性を高めた。メールで受け取った内容をスケジュールや回覧板にワンクリックで引き継げるようにしたほか、全機能の設定項目をまとめた「設定メニュー」を新設して運用管理機能を高めた。
強化点の1つは、Webメールを中心としたデータ連携機能である。Webメール画面にデータ連携のためのボタンを設け、ワンクリックでスケジュール機能などにデータを反映できるようにした。例えば、スケジュールへのデータ連携ボタンをクリックすると、メールのタイトルと本文を反映した状態でスケジュール画面が起動する。従来は、Webメール画面からスケジュール画面へ手動でコピー&ペーストしなければならなかったが、これを省力化した。ただし、日程は手動で入力する必要がある。
Webメールからは、スケジュール、回覧・レポート、インフォメーションの3つの機能にデータを引き継げる。反対に、これら3つの機能からWebメールにデータを引き継いでメールを作成する使い方もできる。Webメール以外の連携機能としては、スケジュール画面からワンクリックで議事録にデータを反映させる機能を追加した。
データ連携以外に、運用管理機能も強化した。まず、これまで個々の機能ごとに独立していた設定画面を1つに統合した。全機能の設定項目が1つの画面にまとまっているので、管理や設定変更がスムーズにできるようになった。システム管理者向けには、設備予約やタイムカードの条件となる休祝日のカレンダー設定を事業所ごとに変える機能なども追加した。
用途と機能 | Web型グループウエア |
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提供形態 | 買い取り型のパッケージソフトまたはSaaS型クラウドサービス |
全体の特徴 | HTML5の採用によって画面の切り替えを減らすなど操作性を高めていること |
直近の主な新機能 | Webメール画面からワンクリックでメールの内容をスケジュール/回覧・レポート/インフォメーションに引き継げるようにした |
パッケージ版の動作環境 | 稼働OSは、Red Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6またはWindows Server 2008以降 データベース管理システムとしてPostgreSQL 9.2/9.3が必要(エンタープライズライセンスの場合はOracle Database 11g R2やSQL Server 2012でも可) |
SaaS版の価格(税別) | 1ユーザー当たり月額400円 オプションの交通費精算機能は1ユーザー当たり月額100円 |
パッケージ版「スモールライセンス」(5~300人)の価格(税別) | 3万9800円(5ユーザー) 19万8000円(50ユーザー) 37万8000円(100ユーザー) 69万8000円(200ユーザー) 99万8000円(300ユーザー) |
パッケージ版「エンタープライズライセンス」(300~ユーザー数無制限)の価格(税別) | 150万円(300ユーザー) 472万円(1000ユーザー) 885万円(5000ユーザー) 1239万円(1万ユーザー) 1534万円(ユーザー数無制限) |
発表日 | 2016年1月29日 |
出荷日 | 2016年1月29日(クラウド版およびパッケージ版のPostgreSQL対応版) 2016年3月(パッケージ版のSQL Server対応版とOracle Database対応版) |