システム同士をノンプログラミングで連携させるEAIソフト

　アステリアの「ASTERIA Warp」は、異なるシステム同士をノンプログラミングでデータ連携させることができるEAI（アプリケーション統合）ソフトである。アダプタを介してデータベースや業務ソフトなどに接続し、これらのデータをルールに基付いて変換し、外部システムに引き渡すことができる。ジョブフローを定義して実行するバッチスケジューラの機能も備える。

ASTERIA Warpの現行版では、ExcelアダプタとPDFアダプタを強化した

（出所：アステリア）

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　中小企業向けに機能を絞ったエディションとして、ASTERIA WARP Coreも用意している。通常版のASTERIA Warpとの違いの1つは、初期導入費用を抑えたい中小企業に合わせて、サブスクリプション型のライセンス体系を採用したことである。月額制で利用できる。

　ASTERIA WarpとASTERIA WARP Coreの現行版では、ExcelアダプタとPDFアダプタを強化している。また、新たなアダプタとして、SlackアダプタとLINEアダプタを追加している。さらに、現行版では、業務フローのテンプレートを13種類追加している。

　Excelアダプタは、要望が強かった機能として、データ件数が決まっていない可変表を扱えるようにしている。データの件数を指定することなくExcelに書き込むことができる。Excelファイルを出力する際に画像を差し込む機能も追加している。

　PDFアダプタは、PDFファイルを印刷する機能を追加している。社内のサーバーやクラウドのストレージ上にあるPDFファイルや、ASTERIA Warpのフローの中で作成したPDFファイルを、自動的に印刷できるようになった。これにより、請求書や納品書の作成、印刷、メール配信までを自動化できる。さらに、PDFファイルを画像ファイルに変換する機能や、PDFファイルからテキストを抽出する機能も追加している。