富士ゼロックスの「Smart Work Assistant」は、帳票の仕分けや送付など、帳票に関してオフィスで日々発生する繰り返し作業を自動で処理するクラウドサービスである。ユーザーは、これらの処理を割り当てた仮想的な助手(アシスタント)をクラウド上に生成できる。

Webブラウザー画面上でアシスタントに文書をドラッグすることによって処理を実行できる(左)、複合機の画面上でスキャンすることによって処理を実行できる(右)
Webブラウザー画面上でアシスタントに文書をドラッグすることによって処理を実行できる(左)、複合機の画面上でスキャンすることによって処理を実行できる(右)
(出所:富士ゼロックス)
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 帳票として、電子文書と紙文書のいずれも利用できる。帳票は、Webブラウザーか、富士ゼロックスの複合機から入力する。Webブラウザーからは、作業対象の文書をドラッグするだけで取り込める。紙文書は、複合機の操作パネル上でアシスタントを選択し、その後にスキャンすることで取り込める。

 別途、クラウド型の文書管理サービス「Working Folder」と組み合わせれば、分類した文書をWorking Folderに保管するまでの処理を自動化できる。

 クラウド上のアシスタントは、あらかじめ用意してある業務テンプレートを基に作成する。ファイル名を付与するルールや、文書を振り分けて保管する場所など、最低限の設定を施すことによって生成できる。設定後、すぐに使い始められる。

 あらかじめ用意されている機能は以下のようになる。紙を電子化する処理として、スキャン処理、傾き補正、白紙による自動分割など。帳票の属性を確認して設定する機能として、文章タイトルの自動抽出など。帳票の管理機能として、ファイル名の付与、振り分け保管、台帳出力など。

Smart Work Assistantの概要
用途と機能帳票の仕分けや送付など、帳票に関してオフィスで日々発生する繰り返し作業を自動で処理するクラウドサービス。これらの処理を割り当てた仮想的な助手(アシスタント)をクラウド上に生成できる
処理できる帳票の種類電子文書と紙文書のいずれも利用できる。帳票は、Webブラウザーか、富士ゼロックスの複合機から入力する。Webブラウザーからは、作業対象の文書をドラッグするだけで取り込める。紙文書は、複合機の操作パネル上でアシスタントを選択し、その後にスキャンすることで取り込める
帳票の保管別途、クラウド型の文書管理サービス「Working Folder」と組み合わせれば、分類した文書をWorking Folderに保管するまでの処理を自動化できる
テンプレートテンプレートを使ってアシスタントを作成できる。ファイル名を付与するルールや、文書を振り分けて保管する場所など、最低限の設定を施すことによって生成できる
アシスタントの機能電子化処理スキャン処理
地色除去
自動正立
傾き補正
白紙による自動分割
白紙除去
属性確認/設定文章タイトル自動抽出
属性入力
管理/利活用処理ファイル名付与
振り分け保管(Working Folder)
文書公開(Working Folder)
台帳出力
価格(税別)1つの文書に対する処理が400リクエストまで月額4000円で、400リクエストを超えた分は1リクエストあたり9円
発表日2018年12月25日
提供開始日2018年12月25日