クリエーションラインの「SETTA」は、IBMのIaaS型パブリッククラウドサービス「SoftLayer」を簡便に使えるようにする日本語ポータルサービスである。SETTAのバックエンドでSoftLayerのAPIを利用しつつ、SETTAの簡易GUIやAPIを介して簡単にサーバーを配備できるようにした。
ポータルの日本語GUI画面からパッケージ化されたサーバーを選ぶだけで、SoftLayer上にサーバーを配備できる。OSは、サービス開始当初はCentOS 6.x(64ビット)かWindows Server 2012 Standard Edition(64ビット)のいずれかを使える。それぞれのOSごとに、サーバースペックに応じて約5種類のプリセットされたサーバー構成から、配備するサーバーを選択する。
料金の支払い方法は請求書ベースである。クリエーションラインから月末締めの請求書が届くので、法人にとっては利用しやすい。エンジニアによるQ&Aサポートも得られる(別途契約が必要)。提供時期は未定だが、SETTA-APIと呼ぶ、SoftLayerのAPIをラッピングしてより簡便に使えるようにする独自のAPIも用意/公開する。
ポータル経由で利用可能なIaaSサービスとしては、まずはサーバーの配備機能が中心となる。その後順次、運用監視(Zabbix)やセキュリティー(ウイルス対策や侵入検知)など、各種の機能を追加する予定である。
SETTAの概要
用途と機能 | SoftLayer(IBMのIaaS)を簡便に使えるようにする日本語ポータルサービス |
---|---|
特徴 | パッケージ化されたサーバーを選ぶだけで、SoftLayer上にサーバーを配備できる |
配備可能なサーバー | CentOS 6.x(64ビット)またはWindows Server 2012 Standard Edition(64ビット)。サーバースペックの構成は5種類 |
価格(税別) | 月額9500円から(請求書による決済が可能) |
発表日 | 2014年12月22日 |
出荷日 | 2015年1月12日 |